2011年1月24日9:00
米小売協会とファーストデータは、年間売上10万ドル未満の中小小売業を主対象にカードセキュリティ調査を実施した。
回答者の86%は顧客のカード情報を安全に保持し、カードデータのセキュリティは彼らのビジネスで重要だという認識を持っていることがわかった。
カードデータの盗難に関しては攻撃を受けにくいと信じていると回答したのは64%。データ盗難にあったときの費用についてはわからないと回答した人が60%いた。
PCIDSSについて知っている人は66%。44%がPCIDSSについて自己査定していると回答している。しかし、PCIDSSを知っている人のうち42%は加盟店は毎年自己査定を実施する責任があるとは知らなかったと回答。41%は最近規制内容がかわったことを知らなかった。
万一データ盗難にあった場合、1顧客につき204ドルのコストがかかるという。加盟店に対して、カードセキュリティを啓蒙する必要がありそうだ。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。