2021年10月15日9:14
Stripe は、40カ国のユーザーに対して新たに収益認識を自動化する機能の提供を開始した。
収益認識とは、企業の収益を財務諸表上の日付と照合する作業を指す。この計上作業はほとんどの場合は手動であり、非効率的で間違える可能性が高いという。Stripe 収益認識機能は、この収益認識作業を3つの方法で簡略化するという。取引を一か所に集約し、正確に分類し、自動的に監査可能な財務報告書を作成するそうだ。結果として、ユーザーは時間とお金を節約しながら自社の財務状況を俯瞰して見ることができるとしている。
Stripe 収益認識のでは、貸借対照表、損益計算書、収益の滝グラフなど、企業の財務状況を表すさまざまなレポートが作成できる。また、Stripe 上の取引や支払い手続きの変更は自動的にレポートに反映される。Stripe 以外の取引のインポートも可能だ。
さらに、カスタマイズ性:繰延収益の計上、コスト転嫁を含む特定の収益の除外など、各ビジネスの形態に見合ったレポートのカスタマイズが可能だ。
収益認識を自動化するには IT 開発などは必要なく、Stripe Billing や Stripe Invoicing を含む Stripe の支払いプラットフォームとも連携している。また、ASC 606 や IFRS 15 を含むグローバル規定にも簡単に準拠できるようになるそうだ。