2021年11月26日9:33
みんなの銀行は、2021年11月26日から、貯蓄預金金利を0.001%(税引き後0.0007 %)から0.03%(税引き後0.023%)まで引き上げた。今回の金利引き上げの背景を副頭取・永吉健一氏がメディアに紹介した。
デジタル時代の行動変容に合わせてサービス展開
みんなの銀行では普通預金口座を開設すると同時に、貯蓄預金口座も開設される。そのため、今回の金利引き上げはすべての利用者が対象となる。国内のネット銀行、都市銀行、地方銀行を含めて、流動性預金0.001%水準だが、優遇前として国内最高水準になるとした。

みんなの銀行では、デジタル時代における利用者の新たな行動変容としてさまざまなサービスを展開している。4つの変容として、煩わしい・めんどくさいを排除する「フリクションレスの徹底(行動プロセスの自動化・デジタル化)」、たくさんの情報からユーザーに最適な情報を提供する「ハイパーパーソナライズ(個客体験の追求)」、今回の金利引き上げの趣旨の1つとなる「成果主義へのシフト(実際の成果・付加価値への対価支払い)」、個人のつながりをとらえたさまざまなコミュニティの活動を行う「コミュニティの重視(個と個のつながりを軸にした行動選択)」となる。
今回の「成果主義へのシフト」は、利用者が自ら価値があると認めるものへの投資を行い、投資の成果としての対価の支払いを求める価値観や行動にシフトしていくことに着目し、「預けていただいたお金の運用の成果をお客様に還元させていただく趣旨で行います」と永吉氏は話す。
中国の「余額宝」「支付宝」のようにお得・便利に使えることを意識
このコンテンツは会員限定となっております。すでにユーザー登録をされている方はログインをしてください。
会員登録(無料)をご希望の方は無料会員登録ページからご登録をお願いします。