2011年2月1日7:50
非接触IC決済事業者に聞く~パスモ「PASMO」
Suicaと相互利用を実施するPASMOの普及状況は?
2007年3月からスタートした「PASMO(パスモ)」は首都圏の鉄道やバスを共通で利用できる共通IC乗車券。システムは基本的にSuicaと同様となっており、サービス開始と同時にSuicaと相互利用を開始した。2011年1月28日現在、鉄道26事業者、バス74事業者のほか、駅ナカや街ナカのお店や自動販売機でPASMOのサービスを利用できる。
PASMOの発行枚数は2007年3月のスタート時が206万枚。その後、2008年3月で796万枚、2009年3月で1,180万枚、2010年3月末で1,467万枚と順調に増加し、2010年12月で1,684万枚となっている。
カード発行やバリューの管理についてはパスモ社が行っているが、加盟店開拓は各事業者が実施。加盟店数の推移については、2008年3月で4,950店、2009年3月で9,092店、2010年3月で1万2,280店、2010年12月で1万4,118店となっている。
加盟店開拓同様にPASMOを活用したポイントやマーケティングの施策についても各事業者に委ねている。
今後の電子マネー事業の目標についてパスモ社では、「電子マネー加盟店の増加などにより、利用範囲を拡大していくことを目標としています」とコメントしている。