2021年12月17日13:18
エクサは、ソルクシーズと協業し、個別クレジット事業者向け統合プラットフォームの提供を開始すると発表した。同プラットフォームは、個別クレジット事業に必要な業務機能を持つ基幹システムと、申込者の利便性を高めるWEBサービスの両方を備えており、早期に個別クレジット事業の立ち上げが可能だという。
近年、決済手段の多様化により、若年層を中心にクレジットカードを持たない層が広がっている。一方で消費者の分割支払ニーズは根強く、コロナ禍を契機に利用が拡大しているECを含め、クレジットカードではない分割支払手段のニーズが高まっているそうだ。
また事業者側でも、ICカード化をはじめとするセキュリティ対応等、クレジットカード事業のコスト増加が利益を圧迫しており、新たな収益源として個別クレジット事業への再注力や新規立ち上げの検討が増えている状況だ。
そのような状況の中、クレジットノウハウと長年の実績を持つエクサとソルクシーズの両社が、個別クレジット事業のリーンスタートを目指す企業向けに、業務に必要な機能を備えた基幹システムと、クレジット契約の入口となるWEB申込を「個別クレジット事業者向け統合プラットフォーム」として提供開始する。
エクサでは約10年前より、個別クレジットやクレジットカードにおいてエンドユーザーとのコンタクトチャネルとなるWEBシステムをSaaS型で提供する「BLUEBIRD」というサービスを提供してきた。
また、ソルクシーズは2011年に個別クレジット基幹システム「杯王(カップオウ)」シリーズの提供を開始、2021年にはクラウド型サービスでの提供を開始しており、クレジット業界向けシステム開発で導入実績がある。
今回、両社のソリューションおよびナレッジを組み合わせ、個別クレジット事業の立ち上げを支援するそうだ。