「Uber Eats」で「楽天ペイ(オンライン決済)」導入、楽天IDの連携やポイント付与・利用開始

2022年4月25日9:00

楽天グループとUber Eats Japanは、Uber Eats Japanが運営するオンラインデリバリーサービス「Uber Eats」と、楽天が運営する楽天IDを活用したオンライン決済サービス「楽天ペイ(オンライン決済)」のサービス連携をはじめとした、共同の取り組みを開始した。4月18日には、両社による記者説明会を開催した。

Uber Eats Japan 日本代表 武藤 友木子氏と楽天グループ上級執行役員 コマースカンパニー ヴァイスプレジデント 松村 亮氏

「楽天ペイ(オンライン決済)」を皮切りに連携を深める
楽天経済圏との連携、送客の後押しに

記者会見の冒頭にビデオメッセージで登場したUber Technologys CEO ダラ・コスロシャヒ氏は「今日という日は、Uberにとって日本における大きなステップであり興奮しています。日本で最大、かつ信頼性の高いインターネット企業である楽天とサービス連携できることを誇りに思います」とした。また、「日本の皆さんは、楽天ポイントが好きなため、メッセージはシンプルです。Uberでポイントを貯めて、使ってください」と話し、今回の「楽天ペイ(オンライン決済)」のサービス開始を皮切りに楽天との関係をさらに深めていきたいとした。

Uber Technologys CEO ダラ・コスロシャヒ氏

また、楽天グループ 代表取締役会長兼社長 三木谷浩史氏もビデオメッセージで登場し、「楽天は、70以上のサービスで共通のIDと楽天ポイントが結びつき、独自の楽天経済圏を構築しています。その中にUber Eatsのクリックサービスが加わり、1億人以上に会員サービスを提供できるようになります。楽天経済圏との連携、送客の後押しになります」と期待した。

楽天グループ 代表取締役会長兼社長 三木谷浩史氏

楽天IDによるシームレスなログインも
楽天のエコシステムとの連携を視野に

続いて、Uber Eats Japan 日本代表 武藤 友木子氏と楽天グループ上級執行役員 コマースカンパニー ヴァイスプレジデント 松村 亮氏が今回の共同の取り組みについて紹介した。

Uberのアイデアは2008年、雪の降るパリの街で携帯のボタン一つで簡単に車を呼ぶことができれば便利だろうということで生まれた。同社では、その2年後に配車サービスをローンチし、2014年にはUber Eatsを開始した。また、自転車やスクーター、BtoBの物流マッチングサービスも展開している。

現在、Uber/Uber Eatsは、71カ国、1万以上の都市でサービスを展開している。昨年の流通総額は9兆円を超え、世界の82万5,000店舗を超えるレストランがサービスを利用している。また、毎年440万を超えるドライバー、配達パートナーが活用しているそうだ。さらに、月1回利用する人は1.18億人の規模まで成長している。

日本市場は、Uber Eatsにとって、さらなる成長の確実性から重要なマーケットとなっている。配車サービスについてもタクシー市場で見たときに、世界第2位の市場として注力マーケットとなる。

日本でUber Eastでサービスを開始したのは2016年9月末、わずか150店舗からスタートし、5年半でその1,000倍となる15万以上のレストラン、スーパーマーケットなどで活用されるまでになった。武藤氏は「現在、47都道府県でご活用してもらえるまでに成長しています」と話す。成長サイクルの構成要素として、登録店舗、アクティブユーザー数、配達パートナー数、利用頻度のすべてで国内№1を達成しているとした。

今回の楽天とのサービス連携の理由として、楽天はデジタルエコシステムを築き上げ、1億人を超える会員を有している。武藤氏は「Uberが注力マーケットの日本、さらなる成長を加速させていくために最重要の一歩」だとした。

Uber Eatsでは、4月18日から、楽天IDによるシームレスなログイン、楽天IDに紐づけて登録しているクレジットカード情報を利用して「楽天ペイ(オンライン決済)」による支払いが始まり、4月下旬までにはすべてのユーザーが利用できるようになる。また、決済時には「楽天ポイント」の付与に加え、貯まったポイントでの支払いにも対応する。

さらに、今回の連携を記念し、両社はUber Eatsにおいて「楽天ペイ(オンライン決済)導入キャンペーン」を4月27日より期間限定で開催する。期間中、「Uber Eats」の新規利用者を対象に、初回利用時に使える3,000円オフクーポンや、2回目以降の注文で期間中何度でも利用できる最大50%オフクーポンの配布、注文金額(クーポン利用の場合は割引後)の最大20%の「楽天ポイント」が付与される特典などを用意する。また、期間中「Uber Eats」の既存利用者には、すべての注文時に注文金額(クーポン利用の場合は割引後)の最大3%の「楽天ポイント」を付与する。

Uber Eatsでは今後、楽天のエコシステムとの連携を考えている。具体的には、楽天市場の「楽天スーパーセール」との連携、Uberにおける楽天IDおよび決済の連携、Uber Eatsのサブスクリプションサービス「Eats パス」での連携を予定している。今回の連携は、はじめの重要な第一歩にすぎないという。国内に限らず海外も含めて、シームレスで利便性の高いサービスの提供を目指して、ディスカッションを重ねていくそうだ。

楽天以外のオンライン上の多様な外部サイトで導入
オープンコマースでEC流通総額10兆円を目指す

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