2011年2月18日11:10
財団法人阿蘇地域振興デザインセンターとイオンおよびイオン九州は、阿蘇地域の観光振興、経済振興などに協力して取り組むことを目的とした提携について合意したと発表した。両者で協力した取り組みの第一弾として、2011年3月12日に「阿蘇千年の草原 WAON」を発行する。同カードは、3月12日から開催する阿蘇カルデラツーリズム「阿蘇ゆるっと博」の公式カードとして発行し、電子マネーでの決済機能に加え、ICカード機能を活用したスタンプラリーなどにも活用する予定だ。
「阿蘇ゆるっと博」は、阿蘇全域(1市7町村〈旧蘇陽町も含む〉)を主会場にし、阿蘇の“自然”“農村”“まち”の34箇所をパビリオンに見立てた滞在交流型観光の取り組みであり、イオンではこの機会を期に、阿蘇の草原を守りたいという思いも合わせて、この「阿蘇千年の草原WAON」を発行するものである。カード発行者はイオン九州で 販売場所は熊本県内のイオン各店から随時開始する。販売目標は初年度3万枚で発行手数料は1枚300円(税込)となっている。
同カードには、ぐるっと事務局(福岡県)がICカードを活用して九州全域でのサービス提供を目指しスタートした「ぐるっと」サービス機能を搭載しており、「ぐるっと」サービスは加盟店共通のポイントサービスや店舗独自のポイントサービス、会員証、診察券、各種のスタンプラリーなど複数のサービスを一枚のカードで利用することが可能だ。
また、当カードが全国9万5,500箇所のWAON加盟店で利用された場合、その売上金の一部をイオンから「阿蘇草原再生募金」に寄付することで、阿蘇草原の保全に役立ててもらう。