2022年6月29日19:55
ビジコムは、店舗アプリ「みせめぐ」の利用者登録人数が10万人を突破したと発表した。みせめぐは、2008年に店舗を検索できる無料のWebサービスとしてスタート。2011年にスマートフォンの普及により、無料店舗アプリへと進化した。
みせめぐのコンセプトは、単独チェーン店のためのアプリではなく多くのお店で共有できる“みんなの店舗アプリ”であるという。これにより、ユーザーが共有でき、個人店舗もチェーン店も共有プラットフォームとして運用されるそうだ。
みせめぐアプリには、消費者が登録した約63万件のさまざまな業種の店舗・施設が含まれていて、オーナーが登録したアクティブ店舗も4,600件に達し、近くの店舗・施設をGPS機能で探したり、自分の探したいお店を条件検索でみつけることができる。まだ掲載がないお店でも、みせめぐの利用者が自分でお店の情報を登録することができるという。
さらに、スマホで使える「デジタル会員証」「みんなのカード」「マイカード」を搭載。自宅エリアと仕事エリア、学校の生活エリアなど、さまざまな業種の複数の会員カードを「みせめぐアプリ」1つに登録できる。手持ちの会員カードをまとめて管理できるので、会員カードのために店舗ごとのオリジナルアプリをダウンロードする必要がないそうだ。
「みせめぐ」では、店舗ページ作成、プッシュ通知、デジタル会員証などの機能が無料で利用できる。店舗ページは、住所、電話番号の基本情報に加えて、外観や店内、商品などの写真の掲載や、背景・アイコン・文字・帯のカラーが変更できるため、店舗イメージに合わせた店舗紹介ページが作成できるという。さらに、利用者のスマホにお店オリジナルアイコンを表示して、タップすればお店ページがすぐに開くように設定できる。
店舗は、POSレジで利用者のスマホに表示されたみせめぐのデジタル会員証を読み取ることで、ポイントや電子レシート、購入履歴などを利用者のみせめぐアプリに表示できるようになる。
利用者は、プッシュ通知でお店の商品やキャンペーンの案内を受け取るだけではなく、ポイントや購買履歴(5年または100件まで)を閲覧できる。貯めたポイントは店舗で使われるだけではなく、ポイント交換サイトPeXを通じて他社のポイントにも変換可能だ。
POSレジで読み取るデジタル会員証は、利用者自身でアプリから入力した会員情報を利用できるので、店舗での会員情報の入力作業が不要だ。住所や電話番号などが変更になった場合は、利用者がアプリの情報を修正することで、即時にPOSレジとつながったクラウドシステムに反映される。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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