2020年7月7日19:44
ビジコムは、さまざまな非対面型店舗オペレーションができるPOSレジ「リアレジ」を、2020年7月1日より提供開始した。
「リアレジ」は、店舗の業種、業態、規模、FCなど店舗にあわせた前払い、後払いなどマルチ運用ができるPOSレジとなる。店舗の運用は、セルフ決済、モバイルオーダー、ネット通販等、ショッピングの多様化に合わせて変化してきた。「リアレジ」は、マルチOS(Windows、iOS、Android)に対応し、PC、タブレット、スマホ等のさまざまなデバイスで利用できる。そのため店頭のレジに加え、キオスク端末による券売機や精算機などの無人決済対応など、用途に合わせて自由な発想でレジの運用が可能だ。また、決済もクレジットカード、電子マネー、QRコードが可能で、自動釣銭機を利用すればセルフ・セミセルフでの運用も可能になる。
さらに、「リアレジ」は、「モバイルオーダー」としても利用でき、利用者が食事や買い物時に、利用者のスマホから注文や決済が完了できる。例えば、入店時に券売機で注文し、席に着いた後の追加注文はモバイルオーダーを使うことで、スタッフが来なくて注文できない利用者の不満や、レジの会計で待たされるといった体験を解消する。会計は、クレジットカード、QR決済に対応している。
また、同社の店舗スマホアプリ「みせめぐ」(無償)と「リアレジ」を連携すると、一度利用者がモバイルオーダーをご利用すると会員化され、利用者は自宅で店舗のメニューをそのまま持ち帰り閲覧できるようになり、自宅から店舗のメニューでオーダーができる。店舗での注文同様、自宅からのオーダーがお店のキッチンプリンタに出力される。なお、「みせめぐ」は利用者を会員化でき、購買情報に紐づいたプッシュ発信、情報収集ができるそうだ。
「リアレジ」は「従量課金プラン」を採用。店舗数やPOSレジの使用台数にかかわらず処理した件数・運用分だけに課金される。例えば、レジ販売処理で1明細であれば1運用ポイント(1運用ポイント=1円)が消化される。課金に使う運用ポイントは、都度事前チャージにて3000ポイントごと購入できる。また、初回登録時には、運用ポイントとして1000運用ポイントがサービスされる。なお、新型コロナウイルス対策支援の一環として、2021年3月31日までの利用分はすべて無料で利用できる。
店舗は、「リアレジ」専用Webサイトからメールアドレスを登録するだけでアカウントが発行され、その日から開設し簡単な商品登録等を行うだけで利用開始できる。複数店舗ある場合は、同社のWeb本部管理システム「TenpoVisor」を利用することにより複数店舗の管理が可能だ。Web本部管理は同社POSレジ「BCPOS」等と連携しており、すでに「BCPOS」を利用する店舗は「リアレジ」「BCPOS」との混在管理も可能となる。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
カード決済、PCI DSS、ICカード・ポイントカードの啓蒙ポータルサイト