2011年3月3日12:19
東芝テックは、ショッピングセンターのテナント向けマルチカード端末「IP-4500」を、2011年4月1日から発売すると発表した。同製品は従来機(IP-3100)の基本機能を踏襲し、カード決済や売上報告というショッピングセンターでの基本的機能に加え、新たに銀聯に対応した。クレジット、J-Debit、ポイント、銀聯の各カードに対応したマルチカード端末である。価格は30万円(税別)となっており、年間3,600台の販売を予定している。
同製品の特長として、画面回りのフレームはシャンパンゴールドの色を採用し、表示画面のイメージカラーも同色に統一した。また、操作画面はタッチパネル式で直感的な操作が可能だ。ボタンサイズは大きく、操作する場面ごとに必要なキーが表示されるという。さらに、売上報告・点検・日報機能に加え、POSメールやPOS接続など、従来機で評価の高かった基本機能をそのまま引き継いでいる。加えて、異常事態の際は、画面上部の「緊急通知ボタン」を押すだけで デベロッパーに即座に警告が伝わるため、セキュリティの強化につながるという。同端末には高速サーマルプリンタを搭載。用紙の交換も、前面からロールペーパーを置くだけの「投げ込み方式」となっている。