2022年9月29日6:50
ヒョンデカード(HCC)、バンクウェアグローバル(BwG)、エクサ、GMO ペイメントゲートウェイ(GMO-PG)の4社は、韓国国内において提携カード発行数No.1のHCCが提供するクレジット基幹プラットフォーム「H-ALIS(Hyundai Advanced Library Card Information System)」の日本国内での展開において、協業することで合意したと発表した。
「H-ALIS」はクレジットカードの発行を、プログラミングを伴わず標準テンプレートやパラメーター設定により実現する、実績のあるパッケージソフトウェアとなる。そのため日本の金融機関・金融サービスを展開する事業者は、これまでにない低コストとスピードでクレジットカードを発行することが可能だ。
具体的に、日本国内での展開は、GMO-PGが提供する銀行・カード会社など金融機関のBaaSを支援する「GMO-PG プロセシングプラットフォーム」の「クレジットカードイシュイングサポート」として行い、料金体系を月額固定料金とすることでコストを低廉化する。また、PCI DSSはGMO-PGにて完全準拠し、データセンターやシステム運用要員もGMO-PGが準備するため、クレジットカードを新たに発行する事業者の負担を大幅に軽減する。さらに、拡張性のあるAPI基盤により、FinTech事業者との連携や、カード会員へのさまざまな付加価値やサービスの提供を容易に実現することが可能となる。
韓国の大手カード会社HCCは、クレジット基幹プラットフォーム「H-ALIS」の著作権を保有しており、GMOPGに「H-ALIS」のライセンスを提供する。BwGは「H-ALIS」のアプリケーション販売会社として、カスタマイズやシステム保守を担う。クレジットカード領域における35年の開発・運用実績を有するエクサは、「H-ALIS」の日本国内向けローカライズを主導した実績に基づき、多種多様なお顧客要件・ニーズに対応したカスタマイズ・導入・運用インテグレーションサービスを提供する。GMO-PGは日本国内向けにローカライズされた「H-ALIS」をASP サービスとして提供し、開発、FEPの提供、および日本国内での営業を行う。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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