寄付プラットフォームの不正防止に向けてSave the Children Australiaと提携(Forter)

2022年10月12日16:20

不正検知プラットフォームを提供するForterは、2022年10月11日、寄付プラットフォームの不正利用を抑止するプロボノ活動としてSave the Children Australiaと提携したと発表した。

Save the Children Australiaは子ども支援に関するオーストラリア最大の非営利開発機関として、11万6,000人以上のオーストラリア国民、企業および慈善事業パートナー、連邦政府、州政府、地方政府からの資金援助を活用し、数百におよぶコミュニティで数千人の子どもたちを支援している。

慈善団体のCharities Aid Foundationによると、現在同国における寄付の40%がオンラインで行われている。しかし、オンライン寄付の普及に伴い、非営利団体が運用する寄付プラットフォームが不正利用の標的となっているそうだ。

Save the Children Australiaは最近「カードテスト」の事例を調査した。カードテストとは、詐欺集団が不正に入手したクレジットカード番号で高額の買い物をする前に、1ドル程度の低い取引額でそのカード番号が有効であるかを「テスト」する手法のことだ。この不正利用による取引額自体は小さいものの、Save the Children Australiaは不正利用が行われるたびに決済代行会社からチャージバックに対する手数料請求を受けていることが明らかになった。

こうした事態を受け、ForterはSave the Children Australiaと提携し、カードテストによる不正利用を抑止するため同社の不正対策ソリューションであるTrusted Conversionsを導入した。同ソリューションによってSave the Childrenは、すべての取引について正確かつリアルタイムに判定を行い、本当の寄付か不正利用かを見分けることができるとしている。

Forterのシステムを導入して以降、Save the Children Australiaでは26万豪ドル相当以上の寄付金が承認され、承認率は95%から97%に上昇したという。

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ペイメントナビ編集部

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