2022年12月9日9:00

国内でもモバイルを活用した「Google Pay」の支払いはすっかり浸透した。今回は、クレジットカード等の国際ブランドによる決済の認証試験について解説してもらった。

記事のポイント!
①モバイル決済は大きく2つのパターン
②Google Payのプロビジョニングが可能なサービスは広がる
③Googleでは約50項目の必須試験を課す
④50項目の大まかな内容は?
⑤必須試験に加え250項目の追加試験の実施を推奨

⑥追加項目試験の一例

イシュア発行のカードが比較的容易に対応可能

すでに何度もこのフレーズはお聞きになっていることと思うが、昨今は非接触による決済数が増加している。特に新型コロナウィルスのまん延が非接触決済の増加にさらなる拍車をかけている。

非接触決済にはNFC対応のプラスチックカードの他に、非接触決済に対応したモバイル端末(スマホやタブレット、もしくはスマートウォッチなどのウェアラブル端末)でも決済を行うことができる。

モバイル決済には大きく分けて2つのパターンがある。

1つは、Apple Pay、Google Pay、Samsung Payなどモバイル端末のメーカーやOSが主導するモバイル決済。(FimeではこれらをGiant Payと呼んでいる)Giant Payの特徴は、以下に掲げるもう1つのパターンと比べ、イシュア発行のカードが比較的容易にGiant Payで利用できるようになることである。

もう1つは、イシュア自身がウォレットアプリやHCE(Host card emulation:ホストカードエミュレーション)によるエコシステムを開発し、〇〇ウォレットや△△ペイという独自の名前でモバイル決済を展開する方法である。この方法は、自身ですべての開発を行い、各団体から機能やセキュリティーの認証も取得しないといけないという大変さがある反面、決済により収集できるデータを自由にコントロールすることができる便利さがある。

プロビジョニング可能な国際ブランドカードは広がる

そのような中、今回はGoogle Payについての話である。

Google Payは今まで電子マネーを中心に展開されてきた感がある。Suica、PASMOの交通系をはじめ、QUICPay*やiD*、nanaco、楽天Edy、WAONなど日本を代表する電子マネーはGoogle Payで使用できる。クレジットカードやデビットカードについては、今までは日本国内でプロビジョニングできるのは11のイシュアが発行するVisaカードだけであったが、最近になって1つのネットバンクが発行するMastercardもラインナップに加わった。今後プロビジョニングが可能となるクレジットカードやデビットカードの裾野は広がるものと予想されるが、クレジットカードやデビットカードがGoogle Payで利用できるようになるには、どのような試験を受けないといけないのであろうか。

*使用可能かは発行者による。

約50項目の必須試験の概要は?

Googleでは約50項目の必須試験を課しており、対象となるクレジットカードやデビットカードを用いて試験を行わなければならない。

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