2016年4月8日9:00
グーグルは世界に先駆けてNFC非接触決済を使ったモバイルウォレットをスタートした。しかしNFC決済端末が少なすぎたため、利用がまったく伸びなかった。
そこで急遽プラスチックカードを発行。Google Wallet口座残高とリンクし、リアル店舗で決済できるようにした。それが2014年のことだった。
Google Walletの利用者は数百万人いるといわれているが、6月30日以降は使えなくなる。利用者には同様の機能をもつAmexのプリペイドServeとBBVAが買収したネオバンクのSimpleを勧めている。
そのため、グーグルは2社と連携。Google Wallet利用者が2社に申込めばボーナスを付与する計画だ。
廃止の理由は、コスト削減と、Google Walletの機能を送金に絞るためである。モバイル決済はAndroid Payに、Google WalletはP2P送金に特化する。