環境配慮型NFCタグラベルを開発、欧州などで販売へ(凸版印刷)

2023年1月24日20:00

凸版印刷は、従来一般的に使用されているPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムに代わり、紙素材をアンテナ基材として使用した、環境配慮型NFC(近距離無線通信)タグラベルを開発。2023年1月23日より、環境問題への意識が高いヨーロッパを始め、全世界で販売を開始した。

環境配慮型NFCタグラベル(左)、紙製のアンテナ基材(右) (C) TOPPAN INC.

NFCタグラベルは、現在、PETフィルムなどのプラスチック基材に金属箔を用いてアンテナを形成するものが主流となっている。各国の政府・企業が「脱プラスチック」への取り組みを進める中で、NFCタグの基材を環境負荷の低い紙素材に置き換えたいという市場の要望が高まっているそうだが、紙へのアンテナ形成の手段として一般的な「銀ナノ粒子」などの導電性インクによる印刷法では、回路の電気抵抗が高くなってしまうため、十分な通信性能を得られないという課題があった。

環境配慮型NFCタグラベルでは、レーザー加工とロールtoロールによる連続搬送プロセスを組み合わせた新たな回路形成技術により、電気抵抗が低いアルミニウム箔を用いて紙基材上にアンテナを形成した。これにより、NFCタグとしての通信性能は保持したままで「プラスチックフリー」を実現している。標準的なサイズ(80×45ミリ)のNFCタグラベル100万枚をPETフィルム基板から紙基材製に置き換えた場合、プラスチック樹脂約110kgの使用を削減する。

さらに、紙基材が表層材を兼ねる層構成により、環境配慮型NFCタグラベルは、PETフィルムを基材とする当社既存品と比較してラベルの厚さを30%削減した。これにより、NFCタグラベルを貼り付けた書類等を重ねてもかさばらず、使用時の利便性が向上するそうだ。さらに、物品等に貼り付けた環境配慮型NFCタグラベルを剥がそうとすると、紙製の基材が容易に破損し、通信不能となるよう設計した。これにより、ラベルの貼り直しによる不正利用を防止し、セキュリティ性を高めるという。

価格は、従来のPET基材を使用したNFCタグラベルと同等となる。ただし、表面にカラー印刷を施す場合には別途見積もりとなるそうだ。凸版印刷は、今回開発したNFCタグラベルを含む環境配慮型RFIDタグを、環境対応が進む欧州市場をターゲットとして拡販を行い、2025年度に全世界で関連受注を含めて約20億円の売り上げを目指す。

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