2023年2月19日7:00
SUPER STUDIOとSBペイメントサービス(SBPS)は、これまでSUPER STUDIOが提供するSaaS型ECプラットフォーム「ecforce(イーシーフォース)」でSBPSのオンライン決済サービスを連携し複数の決済手段を提供してきたが、2023年3月1日からApple Payを新たな決済手段として提供する。Apple Payは定期購入に最適な継続課金に対応しており、SaaS型ECプラットフォームでApple Payの継続課金を利用できるようになるのは今回が初となるそうだ。
EC事業において定期購入のビジネスを展開する事業者は、これまでクレジットカードや後払いなどの決済手段を拡充してきた。しかし、ユーザーが初回購入時にクレジットカード情報を登録する際に起こりがちな「かご落ち」の懸念や、後払い決済の未払いによる与信落ちの増加、クレジットカードの有効期限切れで支払い不可となり定期購入の継続率が低下するなど、さまざまな課題があったという。
このような背景や決済手段の拡充を図るEC事業者からのニーズもあり、このほど「ecforce」でEC/D2C事業者がApple Payを決済手段として導入できるようにした。Apple Payは継続課金に対応しており、生体認証により支払い情報を入力することなく決済が完了するため、ユーザーの「かご落ち」を防止し、購入率や継続率の向上につながるそうだ。
MastercardやJCB、American Expressのクレジットカードを利用するユーザーは、アプリケーションやオンラインショッピングの支払いでApple Payを利用できる。Apple Pay は、FaceID/TouchIDの生体認証で支払いが完了し、配送先や連絡先、クレジットカード番号などを入力する必要がない。定期購入などの継続的な支払いにも対応している。
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ペイメントナビ編集部
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