2023年4月12日8:50
KIS Securityは、標的型攻撃メール訓練サービス「KIS MailMon (ケーアイエス メールモン) 」を、2023年4月14日にバージョンアップした。今回のバージョンアップでは、利用者からの要望が高かったワンタイムパスワードやログイン時のログイン通知などセキュリティの強化、また訓練結果を第三者と共有できる訓練結果共有リンク機能、複数の訓練実施者がログイン可能となるサブアカウント機能など、訓練実施者の利便性も向上した。
従来、ユーザー名とパスワードのログインだったが、ワンタイムパスワードによる二段階認証によるログインも選択可能になった。ログイン時に、契約時のメールアドレス宛にワンタイムパスワードの確認コードを案内する。またログイン時にログイン通知メールの案内も可能となった。訓練対象者の配信リストを不正ログインから守るためにセキュリティを強化した。
さらに、訓練実施中や訓練実施後の訓練結果のみを第三者へ共有できるようになった。アカウント情報を教える必要はなく、訓練結果の閲覧や訓練結果データのダウンロードができる。訓練結果共有リンク機能は、アクセス可能時間やパスワードを設定した共有リンクも作成可能だ。
加えて、従来、企業や組織に1アカウントの発行だったが、複数の訓練実施者が同じ画面にログインできるように複数のアカウント登録が可能となった。複数の訓練実施者が分担して訓練メール作成や、作成した訓練メールの内容を確認するために閲覧のみのアカウントを発行することができる。複数で確認することにより効率的に作業が行えるとした。
そのほか、新たに5つの訓練用ドメインを追加。従来の業務通達用の訓練ドメインだけでなく、外部組織用の訓練ドメインを用意し、より巧妙な訓練を実施できる。訓練シナリオ(テンプレート)も訓練内容に合わせて、変更した。
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ペイメントナビ編集部
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