2023年4月14日7:20
大日本印刷(DNP)は、ゲームやメタバース等で流通するデジタルアイテムを提供するサービス事業者向けに、デジタルアイテムと同一のリアル商品をワンストップで販売可能なECサービスを開始した。同ECサービスは、KONNEKT INTERNATIONALのサービス「KONNEKTED」を採用しており、Webサイトのユーザーインターフェース(UI)をカスタマイズする機能や、注文に応じてリアルなアイテムをデジタルデータから製造するオンデマンド製造機能を提供する。
Web3における、バーチャル空間・メタバース上での経済活動の一つとして、アニメ・マンガ・ゲーム等の知的財産(IP:Intellectual Property)を活用したデジタルアイテムの需要が高まっているが、こうしたニーズに加えてDNPは、デジタルアイテムの権利を保有する生活者がその権利をさらに活かすため、デジタルに加えてリアルに手に取れるアイテムにも高い意欲を示していくと予測している。
こうした市場に対しDNPは今回、自社で運営中のキャラクターグッズ販売サイト「DNP XR MALL」に、「KONNEKTED」のカスタムUI機能と、オンデマンド製造機能を追加した。この新機能をアニメ・マンガ・ゲーム等のコンテンツホルダー等に提供して、新しいリアルアイテムの販売につなげるとともに、デジタルアイテム自体の価値も向上させて、ファンの満足度向上とIPの価値向上を目指すという。
同取り組みの第一弾として、タカラトミーアーツが提供するアミューズメントゲーム「ワッチャプリマジ!」と連携し、「マイキャラグッズショップ」というサービスとして、ユーザーのアバターである「マイキャラ」と連動したカスタマイズグッズの販売を開始する。ユーザーが店頭のゲーム筐体でプリマジプロフカード(ゲームデータのセーブカード)にプリントする「マイキャラ」の見た目を任意のポーズやコーデで更新すると、そのデータがタカラトミーアーツの提供するWebサイト「マイキャラルーム」と連携してグッズデザインに反映され、「マイキャラ」がデザインされたさまざまなグッズとして購入できる。また、「DNP XR MALL」のUI上で、背景画像などをカスタマイズすることが可能で、自分だけのマイキャラグッズを購入することができるという。
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ペイメントナビ編集部
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