2023年4月18日21:04
SBI FinTech Solutionsの子会社で、バックオフィス支援サービスを提供するSBIビジネス・ソリューションズは、クラウド型請求書管理システム「請求QUICK」が、JR東日本商事が運営予定の新たな流通プラットフォーム「JEDO(ジェード)」において採用が決定したと発表した。
JR東日本商事は、新たに生産者および卸売業者の販路拡大による地域活性化を目的としてデジタル流通プラットフォーム「JEDO」事業の立ち上げを検討していた。しかし当初、中小の飲食店に「JEDO」を利用してもらうためには審査等が必要になり、スムーズな展開に支障をきたしている状態だったという。そこで全国の生産者・卸売業者と飲食店を繋ぐマーケットプレイス「JEDO」における、BtoB取引の資金決済の円滑な取引の実現と与信管理の課題解決の手段として、同社のオンラインファクタリングサービス「入金QUICK」の利用を両社で検討し、このほど正式に採用が決定した。
これによりJR東日本商事は、自社で煩雑な与信管理フローを構築することなく未回収リスクを軽減し、「JEDO」上での円滑な取引と、審査期間も約3カ月から2営業日程度まで短縮することができたことで、飲食業界全体の業務効率化と生産性向上を目指す「JEDO」事業の早期拡大や地域活性化に専念することができるとしている。
「請求QUICK」は、法制度対応と業務効率化を実現するクラウド型請求書管理システム(SaaS)をベースに3つのFinTech機能が組み込まれており、月額無料から利用できる。金融機関とのAPI連携による自動明細取得機能で面倒な入出金の消込作業を大幅に効率化する「消込QUICK」、発行した請求書をクレジットカードでオンライン決済できる「クレカQUICK」、発行した請求書をWeb完結で資金化できるオンラインファクタリング「入金QUICK」という3つのFinTech機能を、すべて1つのシステムで提供しているそうだ。