2023年5月12日16:45
Mastercardは、Mastercard Artist Acceleratorの限定コンテンツや体験へのアクセスを可能にするMastercard Music Pass NFTの限定発売を2023年4月中旬より開始した。同プログラムでは、世界中から集まった5人の若手音楽アーティストに向け、制作のプロセスを再構築し、デジタルエコノミーにおけるキャリアの成長を可能にするWeb3技術を活用するためのツールとスキルを提供するという。
Mastercard Artist Acceleratorの受講者として、先に世界各国から選考された4人のミュージシャンに加え、ベトナム系アメリカ人シンガー、Emily Vu(エミリー・ヴー)さんが加わった。ブルックリン出身のヒップホップアーティストのCocoa Sarai(ココア・サライ)さん、ナイジェリアのR&B/アフロビーツのレコードプロデューサー・ソングライターのLeriQ(レリク)さん、ベネズエラ出身のラテンポップアーティストのManu Manzo(マヌ・マンゾー)さん、ロンドンを拠点に活動するR&Bソウルシンガーで、BRITスクールの卒業生でもあるYoung Athena(ヤング・アテナ)さんに、異なるジャンルや経歴をもつそれぞれのアーティストが奏でるなストーリーや音、そして個を尊重し合う考え方をもとに選ばれたそうだ。
アジア太平洋地域、特にシンガポール、ベトナム、タイ、フィリピンなどの東南アジア諸国では、Web3技術の応用が本格化している。韓国ではNFTを導入するミュージシャンや音楽レーベルが増加し、台湾では世界初のバーチャルリアリティ音楽レーベルが発足、さらにはオーストラリア発のエンターテイメント・スタートアップは、独自のNFT音楽プラットフォームを開発した。
アーティストは、メンターとのマンツーマンのセッションを通じて、それぞれに特別な道を歩むという。アーティストを指導するメンターには、オーストラリア出身の作曲家・プロデューサーのTushar Apte(トゥシャール・アプテ)さんを始め、イギリスのダンサー・コンテンツクリエイターであるNife(ニフェ)さんがオンラインプレゼンスを構築するための知識を伝授し、Ledger社のチーフ・エクスペリエンス・オフィサーであるIan Rogers(イアン・ロジャー)さんが、デジタルビジネスの構築方法についてアドバイスを行う予定だ。
アーティストは特別なショーケースで行われるアーティストのライブ演奏と同様、Web3ツールを使ったNFTに交換可能なオリジナル楽曲の制作方法を学ぶことができるという。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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