福岡市地下鉄実験で全線1日最大640円に、利用者の傾向も分析(三井住友カード/Visa/日本信号/QUADRAC)

2023年7月4日17:43

三井住友カード、ビザ・ワールドワイド・ジャパン(Visa)、日本信号、QUADRACは、2023年3月より、福岡市地下鉄全線において、三井住友カードが提供する公共交通機関向けソリューション「stera transit」を活用したVisaのタッチ決済等による一体型改札機通過に関する実証実験を行ってきた。7月7日から新たな取り組みとして、1日の利用額が640円を超える場合、640円を超えた利用額を割引するサービスを開始する。実証実験期間は2024年3月31日までとし、今後も効果検証を進めるという。

Visaのタッチ決済等による一体型改札機通過に関する実証実験(三井住友カード/Visa/日本信号/QUADRAC)

利用者はタッチ決済により地下鉄に乗車する場合には、1日に何度乗車しても、640円を超えた金額を請求されることはないそうだ。これにより、観光時には、これまでよりも便利に地下鉄を利用可能だ。なお、1日乗車券の購入など、事前の手続きは不要であり、同サービスは、鉄道としては全国初の取り組みとなるそうだ。

なお、これまでの実験について、三井住友カードで把握したこれまでの利用状況や利用者の特徴について紹介している。

2023年3月28日の全線対応以降、利用が増えている。6月に入り、1日の乗降数が5,000件を超える日が増えるなど、利用者数は伸び続けているそうだ。

2022年5月~2023年5月までの利用者の特徴として、三井住友カードのデータ分析支援サービス「Custella」を活用し、個人・加盟店が特定できない統計情報に加工のうえ、福岡市地下鉄のご利用者の特徴を分析したという。

利用状況(三井住友カードで把握した 6/30 までの速報値)(三井住友カード)

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