2023年7月11日21:50
ネットスターズは、同社が提供する地方銀行向けデジタルマーケティング支援サービスLINEミニアプリ「抽選ガチャ」が、福岡銀行に採用されたと発表した。銀行でのLINEミニアプリ活用は初めてで、福岡銀行では、2023年6月1日より同「抽選ガチャ」の運用を開始している。
福岡銀行は、リアル・オンラインセミナー参加者のアンケート回答率向上および福岡銀行のLINE公式アカウントへの友だち登録促進を目的に、同サービスを導入した。セミナー終了後にはアンケートを実施しており、アンケート回答者に対して「抽選ガチャ」参加リンク付きの御礼メールを送付。アンケート回答者は、リンクより福岡銀行のLINE公式アカウントを友だち追加後、ミニアプリで「抽選ガチャ」にチャレンジできる。その場で当選結果が表示され、最大1,000円相当のLINEポイントを獲得できる。LINE上でインセンティブの授受が完了するため、参加者、福岡銀行、双方の手間を軽減できるそうだ。
福岡銀行では、サービス導入前後において、LINE公式アカウントへの友だち登録率が2倍以上に増加したという。
今回提供を開始した地方銀行向けLINEミニアプリは、顧客接点を強化するデジタルマーケティング支援サービスとなる。スマホ利用者の多くが利用しているLINEを使用し、顧客との新しいつながりを構築するという。具体的には、キャンペーン等で利用される「ガチャ」のデジタル版を活用。銀行に接点をもった顧客にLINEミニアプリ「抽選ガチャ」でLINEポイントを進呈し、銀行のLINE公式アカウントの友だち登録を促進させる。
ミニアプリの活用により、顧客へのインセンティブ提供の手間が少なく、インセンティブ付与による銀行の活動への参加意欲向上が見込める。さらにLINE公式アカウントを通じて顧客とのコミュニケーションを以降も継続できる。「抽選ガチャ」に加え、要望に応じて顧客アンケートなどのガチャをより活用するためのマーケティングツールにも対応するそうだ。
同サービスの開発にあたり、ネットスターズ独自のミニアプリ開発プラットフォーム「StarPay-mini」により、短納期での提供を実現した。銀行向けにパッケージ化することで、銀行のデジタルマーケティングをスムーズに支援するという。
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ペイメントナビ編集部
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