2023年8月25日15:35
フライトシステムコンサルティングは、2022年9月発表した市販のAndroid携帯を使ってカードのタッチ決済を実現する「Tapion(タピオン)」向けのフライト自社クレジット決済センターを同社で展開する他の電子決済ソリューション全般へ適用すると共に、NTTデータの協力を得て、 同社の決済伝送サービス「CAFIS GlobalGEAR」に接続して新たな機能としてDCC決済(自国通貨支払いサービス/ Dynamic Currency Conversion)、および銀聯カードに対応すると発表した。銀聯カードについては、接触IC、タッチ決済に対応する。第一弾として「ペイメント・マイスター」とモバイル型決済装置「Incredist Premium II(インクレディスト・プレミアム・ツー)」の対応、その後その他ソリューションについても順次対応していく予定だ。
同社では2010年から電子決済ソリューションを展開しており、主に決済装置と決済アプリケーションの開発・製造・販売を行ってきた。一方で、各カード会社や国際ブランドと接続するための決済センターについては、パートナー企業へ外部委託してサービスを提供している。
Tapionを開始するにあたり、必要とされる技術「Tap to Phone」において、毎決済ごとのセキュリティ監査など、新たなセキュリティ要件への対応が必要となり、従来の国内決済センターでは必要要件を満たすセンターが存在しないため、自社で専用決済センターを構築することになり、2022年11月のTapionパイロット運用からこのフライト決済センターでの運用を開始しているという。同社では今後、従来展開してきた電子決済ソリューション全般をこのフライト決済センターへ接続すると共に、トータルで当社が運用していく予定だという。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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