2023年10月25日18:08
高知信用金庫は、高知に特化したデジタル地域通貨「ジモッペイ」を開発した。ジモッペイはQRコードとスマートフォンで決済できる独自の地域通貨となる。2023年11月20日から加盟店募集を始め、2024年3月にサービスを開始する予定だ(金融庁申請中)。
小規模事業者にとって「キャッシュレス決済」への対応は急務であるため、地元の経済圏を活性にする地域限定デジタル通貨を提供するという。導入費用・月額基本料金・決済手数料0円となり、指定口座への払い戻し手数料 0.8%(同金庫口座連携加盟店は半月 500 万円まで 0%)となる。近年キャッシュレス決済の急増で事業者の手数料負担も増加しているため、ジモッペイは地域間決済を低廉な手数料で支えるとしている。半月ごとの自動精算・自動払い戻しで資金繰りの円滑化にもつなげる。
また、ジモッペイは、行政DXとして、プレミアム付商品券事業の展開や福祉・地域活性のポイント事業もデジタル(ペーパーレス)で可能にする。加えて、ふるさと納税ポイント事業、税公金納付などへの対応も順次進めていく予定だ。
ジモッペイは、地域事業者への貢献策として、高知県全域で利用可能なデジタル通貨、高知県全市町村に貢献できる行政DXインフラを目指し、地域の人のためのエコシステムを創出していきたいとした。
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ペイメントナビ編集部
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