2023年11月6日17:38
相鉄グループは、2024年3月、相鉄グループの共通ポイントサービス「相鉄ポイント」をスタートすると発表した。これに伴い、相鉄グループの各商業施設で利用できる「ジョイナスポイント」とそうてつローゼンの「ウェルカムカードポイント」を、「相鉄ポイント」に統一する。また、同日から、相模鉄道で乗車ポイントサービス「相鉄ポイントマイル」をスタートする。貯まったマイルは、「相鉄ポイント」に交換することも可能だ。
グループ共通ポイントサービスの導入で、顧客利便性・満足度の向上を図るとともに、利用者一人一人に寄り添った最適なサービス提供を目指す。今後、「相鉄ポイント」をより便利に、より快適に利用してもらえるよう、加盟会社・加盟店を順次拡大していく。
現在、相鉄ジョイナスなど、11施設で利用可能なジョイナスポイントは約45万人、そうてつローゼン50店舗で利用可能なウェルカムカードポイントは約62万人の会員を有する。
会員には「相鉄ポイントカード」を発行する。また、「相鉄ショッピングセンター公式アプリ」「そうてつローゼンアプリ」「相鉄Styleアプリ」に、相鉄ポイントの会員登録機能や会員証などを搭載する。
相鉄ポイントでは、相鉄グループ各商業施設で110円(税込み)ごとに1ポイント、そうてつローゼンでは200円(税抜き)ごとに1ポイントを付与する。また、貯まったポイントは、1ポイント=1円として、11施設・50店舗で利用可能だ。ポイントの有効期限は最終利用日から2年間(自動延長)となる、また、最終利用日から2年間利用無しで自動退会となり、ポイントは失効する。
現在利用中の「ジョイナスポイント」と「ウェルカムカードポイント」は、「相鉄ポイント」に切り替えてもらうことで、貯まっているポイントを継続して利用可能だ。また、各アプリを利用する家族内で、ポイントのシェアができる。
また、相鉄線の利用者を対象とした乗車ポイントサービス「相鉄ポイントマイル」を開始。貯まったマイルは、「相鉄ポイント」に交換できるほか、セブン銀行ATMで交通系ICカード「PASMO」にチャージ(入金)することも可能だ。
ジョイナスポイントとウェルカムカードポイントを継続して利用する場合は、「相鉄ポイント」への切り替えが必要だ(カード・アプリとも)。期日(2024年度中を予定)までに切り替えを行わなかった場合、各ポイントは失効となる。
なお、「相鉄ポイント」の会員登録などの機能は、「相鉄ショッピングセンター公式アプリ」「そうてつローゼンアプリ」「相鉄Styleアプリ」に搭載する。同アプリにより、会員登録のほか、ポイントなどの残高・利用履歴確認が可能だ。相鉄ポイントマイルの利用には、「相鉄Styleアプリ」へPASMOの登録が必要となる。
現在、ジョイナスポイントが利用できる各商業施設で実施しているポイントサービスや、ウェルカムカードポイントが利用できるそうてつローゼンで実施している各種ポイント倍増およびポイント付与企画、そうてつローゼンのランク制度については、相鉄ポイントがスタートした後も継続する。
「相鉄ポイントマイル」は、事前に「相鉄Styleアプリ」に登録した「PASMO」で相鉄線内を利用した人が対象だ。定期券区間内の利用、「Suica」での利用および「相鉄・鉄道全線 1日乗車券」などのフリーパスによる利用は対象外となる。
利用者は、同一月内に、同一運賃区間を10回以上利用すると、マイルが付与される。20回以上、30回以上を区切りにマイル付与率がアップし、乗れば乗るほどお得になるという。
例えば、モバイルPASMO・Apple PayのPASMOでは、利用回数に関わらず、乗車運賃の3%のマイルを付与する。小児の利用は、回数に関わらず、乗車運賃の50%のマイルを付与する。また、相鉄線と相鉄バスを、同日に同一カードで利用した場合、10マイルを付与するという。
貯まったマイルは、相鉄Styleアプリで1マイル=1ポイント相当として、100マイル単位で「相鉄ポイント」への交換が可能だ。また、セブン銀行ATMで交通系ICカード「PASMO」へチャージ(入金)できる。1マイル=1円相当として、1マイル単位で交換が可能(別途、交換手数料として、88マイルが必要)。
なお、マイルの有効期限は、最終利用日から2年間(自動延長)となる。仮に2年間利用無しの場合、自動退会となりマイルは失効する。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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