2023年12月7日18:20
デジタルセキュリティベンダーのThales(タレス)は、Impervaの買収を予定より早く完了したと発表した(予定では2024年初頭)。これはタレスにとって、サイバーセキュリティのグローバルリーダーとなるための重要な節目だという。68カ国、5,800人以上のサイバーセキュリティの専門家によって、2024年には民間向けおよび国防活動を含むサイバーセキュリティの売上高が24億ユーロに達し、その後も二桁の成長が期待されているという。この取引は株主に対して重要な価値を作り出すものであり、これは2023年7月に買収発表時に発表された目標に合致するものだという。また、2027年までの新しい財務目標(2024~2027年の既存事業売上成長率は+6~7%、2027年のEBITマージンは16.5%)により、タレスのデジタル・アイデンティティおよびセキュリティ(DIS)事業のプロファイルが大幅に向上するそうだ。
タレスとImpervaは共に、頻度、重大さ、複雑さが急速に増しているサイバーセキュリティの課題に顧客が対処できるよう、アプリケーション、データ・セキュリティ、およびアイデンティティの幅広いユースケースに対応する包括的なソリューションを提供する。これらの3つの市場セグメントは今後数年で著しく成長すると予想されている。アナリストの予測によれば、2024年には世界のエンドユーザー支出が約200億ドルに達する見込みだ。
Impervaが加わったことで、拡大したタレスのサイバーセキュリティ・ポートフォリオは、企業のデジタル・エコシステム全体でアプリケーション、データ、アイデンティティを保護するソリューションを、補完性の高い組み合わせで提供するとしている。
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