2011年4月30日9:00
プリペイドカードに送金するというサービスで年間400億円強(5億ドル)の取扱高をあげているベンチャーがある。米国のペイオニア(Payoneer)だ。
プリペイドカードによる海外送金をベースに、さまざまな企業と提携カードを発行している。その数11社。そのなかにはオンライン広告代理店なども含まれている。
オンライン広告代理店は海外のアフィリエイトへの支払い方法の選択肢として、ペイオニアのカード送金を提供している。その支払額だけで年間1億ドルを超える。
ペイオニアのプリペイドカードはMasterCardブランド。送金された資金はMasterCardの加盟店で使えるほか、ATMで現地通貨を引出すことも可能だ。
カードによる海外送金は移民だけでなく、海外のアフィリエイトへの支払いにも使える。ペイオニアは送金ニーズのあるターゲットをきめ細かく分析し、そのターゲットにあった提携カードを発行している。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。