2011年5月9日8:23
ポイントが貯まるプリペイド機能付きメンバーズカードを発行
リクルートのポンパレに出品し認知度向上と新規顧客獲得で成果
俺カンパニーが展開する「俺のハンバーグ山本」5店舗とアイリッシュパブ「TAP BORROW??」の合計6店舗では、ポイントが貯まるプリペイド機能付きメンバーズカード「ORE’s CARD」「TAP BORROW?? CARD」を発行している。同社ではリクルートが運営する共同クーポン購入サイト「ポンパレ」での告知など、同カードを活用した取り組みを積極的に行っている。
チャージで最大20%が貯まる
会員カードで顧客接点の強化を狙う
「ORE’s CARD」「TAP BORROW?? CARD」は「俺のハンバーグ山本」「TAP BORROW??」の全6店で共通して利用でき、チャージ金額に応じてポイントが貯まるメンバーズカードである。ポイントは、5,000円で10%、1万円で15%、3万円以上で20%が付与される。
また、事前にチャージしたカードからの支払いで2%のポイントが付与される。現金支払いの場合にはポイント付与率がその半分の1%となるため、ユーザーにとってはチャージおよびチャージしたカードからの支払いで、より多くのポイントを獲得することが可能だ。貯まったポイントは1 ポイント=1 円相当で支払に充当できる。ポイントの有効期限は1年間で、その間利用のなかったカードの金額は失効する。
「俺のハンバーグ山本」は人気店であり、6~7割いる女性客など、数多くのリピーターを擁している。同社では顧客との接点をさらに強化するためのツールとして、プリペイド機能付きのポイントカードに注目した。
プリペイド、ポイントの加算・減算処理や顧客情報の管理は、プリペイド・ポイントシステムを提供するレピカのシステムを利用している。
フラッシュマーケティングで送客し
ポイントとプリペイドで再来店を促す
俺カンパニーでは、リクルートが提供する日本最大級のチケット共同購入サイト「ポンパレ」で「ORE’s CARD」「TAP BORROW?? CARD」の販売を2度実施している。
「フラッシュマーケティングは新規顧客の獲得には強くてもリピーターの育成には弱いと言われていますから、プリペイド機能付きのポイントサービスを実施することで、2度3度と続けて来店してもらえる流れを考えました。プリペイド機能付きのポイントカードの発行により、認知度の向上と新規顧客の獲得にも成功しました」(俺カンパニー 取締役 最高財務責任者CFO 海野雄史氏)
同社ではまず2010年12月に、ポンパレで1,000円の金額をチャージした「ORE’s CARD」「TAP BORROW?? CARD」を500円で、1,200枚限定で販売した。
「当初はリクルート側からのアドバイスもあり、小額を入金したカードの方が枚数を捌けるという見込みで販売を行いましたが、思ったほど枚数が伸びませんでした。『俺のハンバーグ山本』の場合は、主力商品が1,500円前後のため、お客様側の利用も必然的に1度だけとなってしまい、クーポンの引き換えと捉えられた方も多かったと思います」(海野氏)