2024年4月21日7:38
キャッシュレス決済サービスと情報プロセシング事業を推進するトランザクション・メディア・ネットワークス(TMN)は、tanceが運営する店舗向けサービスプラットフォーム「tance mall」で、TMNの決済端末「UT-P10」向けアプリへの対応がスタートしたと発表した。
第1弾として、呼び出し通知サービス「yoboca」、および、セルフオーダーサービス「QR Order」の2つの業務アプリが「tance mall」にラインナップされた。今後も順次アプリが追加される予定だ。
TMNとJCBグループ3社(tance、日本カードネットワーク、ジェイエムエス)は、店舗のDX支援に向け、2023年6月に協業を開始した。TMNのキャッシュレス決済を軸としたプラットフォームサービス「nextore」およびtanceの店舗向けサービスプラットフォーム「tance mall」をソリューションとして、国内トップレベルの規模を誇るJCBグループの販売網で、店舗のキャッシュレス化推進やDX推進を支援することを企図している。また、これらのサービスはTMNの決済端末「UT-P10」を通して提供され、店舗にとっては、決済端末を1台導入することで、キャッシュレス決済だけでなく、さまざまな店舗業務を効率的に行えるようになる。
多くの店舗では、顧客管理や勤怠管理、在庫管理など、さまざまな業務アプリを使用しているが、アプリ専用端末やPC、タブレット、スマホ等の機器を複数用意する必要があるため、業務が煩雑になることや、機器の設置スペースの確保などに課題がある。これらのアプリを1台の決済端末に集約することで、業務効率化や省スペース化、データの一元管理等の実現が可能となり、顧客体験の向上にもつながるそうだ。
「UT-P10」は、TMNとJCBグループとの協業開始からすでに7,000台の納品が完了し、順次拡大している。「tance mall」から「UT-P10」対応アプリが発売されたことで、これら約7,000台の「UT-P10」にアプリのダウンロードが可能な状況となった。