2011年5月18日9:00
米大学を対象に授業料の支払いが海外からでも簡単にできるサービスがある。いままでは銀行口座への振込みが主で、コストと時間がかかっていた。
留学生向けに母国通貨で支払えるサービスを割安で提供しているのは米ピアトランスファー(peerTransfer Corporation)だ。
トランザクション手数料は格安で、為替手数料もホールセールプライスで安い。銀行の為替手数料は2%から5%だが、ピアトランスファーの為替手数料はわずか1%だ。
従来の銀行口座振込みとくらべ、コストと時間を大幅に削減できる。大学がこのソリューションを導入する際の初期設定費用は無料で、数時間で設定が完了する。すでにWellesley College、Bryn Mawr College、Reed College、Suffolk Universityなどに採用されている。
米国への海外留学生は約70万人。彼らの授業料や生活費は、米国経済へ200億ドル強の貢献をしている。学生にとっても学校にとっても簡単で便利な授業料送金サービスは、その国の経済を押上げる効果もある。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。