2011年5月20日9:00
スマートフォンが普及するにしたがい、スマートフォンをカード代りに使おうという試みが世界中でおきている。
しかしATMで現金を引出すためにはフィジカルなカードを挿入しなければならない。スマートフォンでもATMを利用できるようにするにはどうすればいいか。
米MagTekが考案したのはワンタイムコードを使うことだった。使いきりのワンタイムコードをすばやく生成することから、クイックコード(Qwick Codes)というサービス名称をつけた。
スマートフォンにカードリーダーを装着し、自分のカードをスワイプすると4桁のコードが画面に表示される。それと暗証番号をATM画面から入力すれば、現金が引出せるという仕組みだ。
これを実現するためにはATMの改修が必要だ。米Payment Alliance International(PAI)はこのQwick Codesを全米展開するATM5万台強に採用することになった。
スマートフォンは今後ますます個人の決済ツールとして重要性を増してくる。PAIはスマートフォンでのATM利用が拡大するとみたようだ。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。