2024年6月11日11:45
NTTデータは、カード会社におけるアクワイアリング業務効率化の支援と、利便性の高いキャッシュレスの普及を目的として、2025年4月より「アクワイアリング共同プラットフォーム」サービスを提供開始すると発表した。
近年のキャッシュレス決済の拡大により、カード会社のアクワイアリング業務は年々業務量が増加し、継続的なシステム投資も必要になっているという。同サービスは、多様化が進むさまざまな購買シーンや決済手段への対応、業界レギュレーションへの対応、継続的なセキュリティ対策に加え、加盟店審査・管理・精算といった基幹業務を自動化・ペーパーレス化した上で共同利用できるITサービスとして提供することで、カード会社のシステム投資の負担を軽減するという。また、ITサービスに加え、加盟店管理・精算といったアクワイアリングに共通して必要となる業務のBPOサービスを提供、ITの活用やBPRによる業務プロセスの改善を継続的に行うことにより、カード会社の定常業務における負担を抑え、各社が独自のサービスや新しいビジネス創出に専念できるように支援するという。
なお、同サービスでは共同化によるリーズナブルな料金や、初期費用不要かつカード会社の取扱高に連動した料金の設定により、利用会社の事業の成長フェーズに応じた柔軟な利用料金の設定を行う。
具体的な特徴として、同サービスでは市場動向に合わせたサービス拡張や、法令・ブランドレギュレーションへの対応はNTTデータが実施し、カード会社による個別の対応は不要だという。これにより、ビジネス企画や加盟店営業に注力することが可能になる。さらに、アクワイアリング業務複雑化による人材育成コストの増加や将来的な人材確保の懸念を払しょくするそうだ。
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