2024年6月13日8:30
オリエントコーポレーション(オリコ)は、ガクシーと提携し、大学や専門学校などが行う奨学金業務を効率化するクラウド型奨学金運営管理システム「ガクシーAgent」と、奨学金運営業務のオンライン化を実現する「ガクシーBPO」の導入支援を開始した。
昭和57年から現在まで、大学の学費は2倍以上に上がっている一方で、平均給与の伸び率は1.4倍程度と、家計に占める教育費の負担割合は高まっており、奨学金を利用する学生の割合も増加しているという。一方で、学校にとっては奨学金運営業務の多くがアナログであり、負担の大きい業務となっている。
ガクシーの「ガクシーAgent」は、奨学金運営側である大学、専門学校、地方自治体、財団法人に向けたクラウド型奨学金運営管理システムだ。募集、選考、給付、返還管理を一元化し、学校の奨学金運営の業務負担を軽減する他、WEBから奨学金申請、通知・連絡が可能となり、学生側の利便性も向上するという。
また、「ガクシーBPO」は、ガクシーAgentを活用して、奨学金業務そのものをオンラインでガクシーにアウトソーシングするサービスとなる。煩雑な業務から解放され、学生へのサポートに専念できる環境を提供するという。
ガクシーは、日本最大の奨学金プラットフォームを運営する企業であり、奨学金に関わる利用者、運営者、資金提供者へ向けたサービスをトータルで提供している。
オリコは、2025年3月期を最終年度とする中期経営計画において、「異業種・先端企業との協働による新たな商品・サービス創出」を重点戦略のひとつとして掲げており、今回の連携を通じて、教育ローンで提携する全国の大学・専門学校の奨学金運営業務のDXを支援していくそうだ。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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