2024年6月22日7:00
首都圏新都市鉄道、三井住友カード、ビザ・ワールドワイド・ジャパン(Visa)、ジェーシービー(JCB)、オムロン ソーシアルソリューションズ、QUADRACは、2025年内に三井住友カードが提供する公共交通機関向けソリューション「stera transit」を活用したタッチ決済対応のカード(クレジット、デビット、プリペイド)や同カードが設定されたスマートフォン等による乗車サービスの実証実験をつくばエクスプレス線の一部駅にて開始すると発表した。
クレジットカードやデビットカード等のタッチ決済による乗車では、ICカードへのチャージやきっぷ購入が不要となり、手持ちのタッチ決済対応のカードや同カードが設定されたスマートフォン等で自動改札機へタッチすることで乗車できる。
また、首都圏新都市鉄道では、QR乗車券による乗車サービスの実証実験を一部駅にて開始し、将来に亘って磁気乗車券の在り方についても検証するという。
なお、対応する 決済ブランドは、Visa、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯となり、Mastercard®については、順次追加予定だ。
各社の役割として、首都圏新都市鉄道が鉄道運行、タッチ決済およびQRコード対応設備の整備、タッチ決済およびQRコードを活用した企画の実施、三井住友カードがプロジェクト統括、キャッシュレス決済導入支援、steraプラットフォーム提供 (stera transit)、Visa、銀聯のタッチ決済に関する導入支援・認知プロモーション、VisaがVisaのタッチ決済に関するソリューション提供・認知プロモーション、JCBがキャッシュレス決済導入支援、JCBおよびAmerican Express、Diners Club、Discoverのタッチ決済に関するソリューション提供・認知プロモーション、オムロンソーシアルソリューションズがタッチ決済およびQRコード対応改札機の開発、QUADRACが交通事業者向け決済および認証に関するSaaS型プラットフォーム“Q-move”の提供となるそうだ。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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