2024年5月12日7:00
京浜急行電鉄、三井住友カード、ビザ・ワールドワイド・ジャパン(Visa)、ジェーシービー(JCB)、東芝インフラシステムズ、QUADRACは、 2024年内に、羽田空港駅をはじめ京浜急行電鉄の一部の駅において、三井住友カードが提供する公共交通機関向けソリューション「stera(ステラ) transit(トランジット)」を活用したタッチ決済対応のカード(クレジット・デビット・プリペイド)や、同カードが設定されたスマートフォン等による乗車サービスに関する実証実験を開始する予定であると発表した。対象駅は、京急線の羽田空港第1・第2ターミナル駅、羽田空港第3ターミナル駅、品川駅、京急蒲田駅、糀谷駅、大鳥居駅、穴守稲荷駅、天空橋駅、横浜駅となる。
また、東京都交通局、三井住友カード、Visa、JCB、オムロン ソーシアルソリューションズ、日本信号、QUADRACは、2024年内に、都営浅草線などにおいて、三井住友カードが提供する公共交通機関向けソリューション「stera transit」を活用した、タッチ決済対応のカードや、同カードが設定されたスマートフォン等による乗車サービスに関する実証実験を開始する予定であると発表した。対象駅は、都営浅草線・大江戸線の一部駅(20駅程度)となる。
今回の実証実験は、相互直通運転を行う都営浅草線と京浜急行電鉄が連携し、クレジットカード等のタッチ決済による事業者間の相互利用を首都圏で初めて可能とする。これにより、例えば、羽田空港を利用する訪日外国人が京浜急行に乗車し、都営地下鉄の駅で降車する場合、手持ちのクレジットカードなどを自動改札機(一部の駅や改札においては専用の端末機)にタッチして乗降が可能となり、羽田空港から都心まで移動することができるという。
例えば、京浜急行電鉄では、同実証実験を通じて、増加するインバウンドの利用者からニーズの高いクレジットカードやデビットカードなどの決済による鉄道乗車を実現することで、訪日外国人受け入れ体制を強化し、さらなる利便性向上を図り、羽田空港アクセス事業者として確固たる地位を確立していくという。また今後、成長が期待される品川、羽田、横浜の3エリアを結ぶ「成長トライアングルゾーン」を中心に、沿線の発展・活性化を推進し、全線各駅への展開も検討する。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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