韓国でPAXがAndroid決済端末の普及加速、SMARTDATAがQRのテーブルオーダーとPOS連動(STK2024)

2024年8月20日8:30

韓国・ソウルで2024年6月19日~22日まで開催された「第13回Smart Tech Korea(スマートテックコリア)」(STK2024)の「RETAIL & LOGIS TECH SHOW(小売・物流技術ショー)」では、決済関係の展示も行われた。

2023年開催の「Retail Tech Show 2023」に続く出展となったKWANG WOO I&Cは、韓国でPAXのAndroid端末を広めている。今回は環境に優しい設計を意識して出展したという。また、ブースではテストカードにより各端末の決済を直接試せるようにした。

主力の端末の1つである「A8300」 は韓国向けに作られた端末だ。EMV接触、タッチ決済、磁気、コード決済に対応可能だ。「A800」は、据え置きに加え、モバイルでも活用でき、店舗での使用感を含めて人気だという。

「E600mini」は、顧客向けは3.5 インチ、店舗向けは7 インチのタッチ スクリーンが特徴のコンパクトな決済端末であり、韓国でも出始めているという。

また、韓国でもApple Payの利用が始まっているが、D135は非接触決済端末を受け入れ可能なコンパクトな決済端末だ。PCI PTS 5.x 認定のmPOS 端末で、さまざまなスマート デバイスとペアリング可能だ。コロナ禍を経て、タッチする支払い方法が増えているそうだ。

KWANG WOO I&Cでは、韓国で10万台単位の販売を目指している。なお、今回の展示会ではPax Japanのスタッフもブースで商品を案内していた。日本で3月に開催された「リテールテックJAPAN2024」ではKWANG WOO I&CのスタッフがPax Japanのブースで案内を行うなど、グローバル企業として日本と韓国の連携も行われているそうだ。

SMARTDATAはAndroid決済端末、Android POSソリューションを提供している。同展示会では顧客のスマートフォンから直接注文を行うテーブルオーダーのデモを実施した。QRコードを活用したテーブルオーダーとPOSなどが柔軟に連携できる点が強みだという。

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