2024年10月10日17:40
三井住友カードは、2024年10月29日より、三井住友カードの提供する公共交通機関向けソリューション「stera transit」が、大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)、近畿日本鉄道、阪急電鉄、阪神電気鉄道の4社で一斉に稼働を開始し、関西エリア(一部東海エリアを含む)で新たに548駅での利用が可能となると発表した。
また、ジェーシービー(JCB)も10月29日より、Osaka Metro、近畿日本鉄道、阪急電鉄、阪神電車の全駅で、JCB/American Express/Diners Club/Discoverのタッチ決済が利用可能になると発表した。
三井住友カードの「stera transit」は、2021年4月より南海電気鉄道にて、鉄道の自動改札機で国内初の実証実験が開始されて以降、日本全国32都道府県、130の公共交通にて採用されている。2025年の大阪・関西万博に向けて、今後、海外・国内各地域から多くの人が関西を訪れることが予想されている。
諸外国においては、カード(クレジット、デビット、プリペイド)のタッチ決済による鉄道乗車サービスは日本に先んじて進んでいるが、日本国内においてもタッチ決済乗車にも対応した幅広い乗車手段を提供することで、より便利で快適に移動してもらいたいと考えているそうだ。大阪・関西万博を訪れる人が券売機で切符を購入することなく、またICカードを持たない人がスムーズに乗車できるよう、関西エリアでは、10月29日より、すでにタッチ決済乗車を利用可能な8社局に加えて、新たに4社で一斉に利用可能となる。なお、タッチ決済乗車は、各鉄道事業者をまたがる相互直通利用にも対応しており、交通系ICカード同様に利用可能だ。
なお、関西エリアの鉄道では今後もタッチ決済乗車が利用可能な路線・駅が拡大予定で、2025年春にはさらに多くの路線・駅で同タッチ決済を利用できる見込みだという。
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ペイメントナビ編集部
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