2025年2月14日8:38
ビリングシステムは、ATM(現金自動預け払い機)などを活用した金融機関の店舗業務改革ソリューションを提供する日立チャネルソリューションズと、同社製のマルチリーダ搭載 ATMと同社決済サービス「PayB」を接続したATMでの「PayB」サービス(以下、ATM PayB)を全国の金融機関に向けて展開していくことを目的にこのほど「協業に関する覚書」を締結した。
また、この日立チャネルソリューションズ製 ATM での「ATM PayB」について、このほどきらぼし銀行への提供が決定した。
同社では、2023年10月より、日立チャネルソリューションズ製の新型ATMを活用した「ATM PayB」サービスをふくおかフィナンシャルグループの福岡銀行、熊本銀行、十八親和銀行に提供している。
今回の日立チャネルソリューションズとの協業により、日立チャネルソリューションズ製マルチリーダ搭載 ATM と同社のクラウドサービス「PayB 接続サービス」を活用し、両社協力のもと「ATM PayB」を全国の金融機関に向けて展開していくこととなった。
これに伴い、このほどきらぼし銀行への本サービスの提供が決定し、2025 年度の取扱い開始に向けて準備を進めるそうだ。
利用者は、ATM に搭載されたマルチリーダを活用し、地方税統一 QR コード(eL-QR)付き納付書のQRコードやコンビニ等払込票のバーコードを読み取り、金融機関のキャッシュカードまたは現金で税金や公共料金、通販代金など PayB 加盟店の各種代金の支払い手続きができるサービスだ。
これにより、金融機関の利用者は、金融機関の店舗窓口での待ち時間なく、また店舗の営業時間外や店舗外でも、ATM を利用して支払い手続きが可能となる。
また、金融機関にとっては窓口収納業務の負担軽減につながる取り組みとなるそうだ。
PayB接続サービスは、金融機関のATMと「PayB」とのシステム接続を集約・中継し、ATMでのPayB払込情報を管理する日立チャネルソリューションズのクラウドサービスとなる。金融機関は、PayB接続サービスの利用により「PayB」との個別接続が不要となり、短期間で「ATM PayB」を導入できるという。
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ペイメントナビ編集部
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