丸井グループが「ミュージアム エポスカード」発行、LTVが高い「好き」を応援するカードの獲得強化

2025年4月8日8:20

丸井グループは、国立美術館・国立文化財機構・国立科学博物館とコラボしたクレジットカード「ミュージアム エポスカード」の発行に関する記者発表会を2025年3月21日に開催した。同カードは、カード利用額が美術館・博物館の運営に使用されるプロジェクトとなる。丸井グループのエポスカードでは、“お客さまの「好き」を応援する”をコンセプトにさまざまな券面デザイン(「好き」を応援するカード)を用意しており、利用が多いカードとなっているそうだ。丸井グループでは、好きを応援するカードの発行を強化することで、継続的なLTV(ライフ・タイム・バリュー)の拡大を目指す。

左から丸井グループ 常務執行役員 相田 昭一氏(現エポスカード代表取締役社長)、 国立美術館 東京国立近代美術館長 小松 弥生氏、新宿マルイ 三橋 真唯氏、国立文化財機構 理事 水田 功氏、国立科学博物館 理事・副館長 栗原 祐司氏

全社員参加型のコンクールから企画採択
カード利用額が美術館・博物館の運営に貢献

丸井グループでは、共通の「好き」を通じて社員と利用者の関係性を変えることで、新たなビジネスを創出することを目指し、昨年より社員の「好き」をビジネスに活かす全社員参加型のコンクールを開催した。2回のコンクールで累計応募者数は210人で、最終登壇者45人、優秀賞・オーディエンス賞は7件となった。コンクール後は、提案内容の実装に向け開発を進めた。

新たに発行を開始した「ミュージアム エポスカード」は、第一回目のコンクールで提案した新宿マルイ 三橋真唯氏の企画が採用されたものだ。入会金・年会費無料は永年無料で国際ブランドはVisaとなる。同カードは、「1,000年後 2,000年後 にまもり、つなげる。」使うことが、ミュージアムの応援につながるカードだ。国立美術館 東京国立近代美術館、国立文化財機構、国立科学博物館との共創で生まれた、利用金額に応じて付与されるポイントの一部が、ミュージアムに寄付されるカードだ。

12種類ある券面には、ミュージアムの貴重なコレクションがデザインされている。利用金額に応じて付与されるポイントの0.1%が、ミュージアムに寄付される。また、新規入会時に丸井グループから1,000円を寄付する。3カ月以内に3万円の利用をすると、利用者が選んだデザインのオリジナル会員特典を提供する。

 

丸井グループはマルイ・モディを展開している。また、フィンテック事業として、グループにカード会社のエポスカードを有する。エポスカードの会員数は、2024年3月期で759万人、取扱高は4兆2,643億円となる。小売・金融一体の独自のビジネスモデルが強みだ。グループ店舗で若い世代のカード会員などを獲得し、メインカード化を図っている。店舗で店員がカードを案内し、商品の販売時に分割などで金利収益につなげられる点が強みだ。また、グループで得たノウハウを活用し、全国の商業施設でエポスカードを発行し、小売の収益確保に貢献している。

丸井グループが「好き」を応援するカードを強化する理由として、メリハリ消費の意識を持つ人が増えていることを挙げた。野村総合研究所の調査によると、「普段から、節約するものと、お金をかけるものとを自分のなかで分けている」「メリハリ消費」の意識を持つ人は68%となった。コスパ重視の経済と対局となり、感情や価値など、一人ひとりの「好き」が原動力となる新しい市場を創造するという。同社では、プラットフォームとして「『好き』を応援するカード」を活用し、利用者の幸せと利益の両立を目指すという。

「好き」を応援するカードは88企画、会員数は101万人
独自サービスでメインカード化

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