2011年7月13日15:07
三菱UFJニコスとジェイアール東日本メカトロニクスは、2011年7月13日、クレジットカード、銀聯カード、Suica電子マネーに対応可能な新決済システム「クラウド型マルチペイメントプロセッシングシステム(仮称)」の共同開発で合意し、2012年3月からの稼動を目指すと発表した。
同システムは、専用のコンピューターサーバに集約したクレジットカード、銀聯カード、Suica電子マネーの各決済などの機能を、加盟店に設置の決済端末やPOSからインターネット経由で利用(決済)できる仕組みである。なお、サーバ側に決済アプリケーションを集約した、クレジットカード、銀聯カード、Suica電子マネー対応の クラウド型決済システムの開発は国内初であるという。
また、各種規格の電子マネーにも対応し、加盟店独自のポイントプログラムやクーポンなどのサービス機能も提供できる。さらに、従来に比べ低価な新決済端末、非接触型ICリーダーライタを開発し、POSレジとの容易な接続も実現するという。クレジットカード決済の処理速度も、一般的なアナログ回線の場合は10~20秒が目安だが、わずか1~2 秒で実施。セキュリティ面では、端末側にセンシティブ情報を保持しない設計となっている。