2011年7月27日9:00
チェイスカードサービス部門の第2四半期の結果が出た。最終利益は9.11億ドルで、前年同期3.43億ドルから2.66倍という好結果となった。
好調の原因は貸倒引当金が大幅に減ったこと。収益は減少しているが、各種損失が改善しているからである。
チェイスのカード収益のうち、吸収合併したワシントンミューチャルと法人カードのポートフォリオを除くと、貸倒率は5.28%で前年同期9.02%から大幅改善した。
30日延滞も前年同期4.48%だったが、2.73%に改善。第1四半期からも約0.5%低くなっている。
取扱高は831億ドルで前年同期比10%アップした。加盟店部門のチェイスペイメンテックの取扱高は17%もアップ、1,373億ドルとなった。取扱件数は59億件だった。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。