2011年8月1日9:00
日本では送金サービスが事業会社にも認められ、資金移動業者の登録が加速している。そのほとんどが海外労働者を対象にした送金サービスである。
海外にはとてもニッチだが、ニッチだからこそ他社の追随を許さないというサービスを提供している会社がある。
米ピアトランスファーもその1社。2009年設立で本社はボストン、欧州にも支店をおいている。
ピアトランスファーが対象にしているのは海外留学生の授業料である。とてもニッチだが、授業料は送金額が多い。
ピアトランスファーと契約する大学が快調に増えている。第2四半期だけで新規12校と契約した。
ピアトランスファーのサービスを利用すれば、大学の負担はゼロ。いままで事務処理コストや受信コストがかかっていたものから解放される。
学生の親はオンラインで送金でき、送金コストも安い。400万円の授業料をピアトランスファーで送金すれば15万円も節約できるのだ。
従来の銀行送金にくらべ、インターネットを利用しているため送金コストが安く、為替手数料も安くしている。
全米の大学をすべて取込むことができれば、取扱高は膨大だ。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。