2025年7月23日11:00
Squareは、2025年7月23日、テーブルでの注文受付や店内での対面販売、バックオフィスでの在庫管理 などで活用できる モバイルPOS端末「 Square ハンディ」の提供を開始した。
現場の声に耳を傾けて機能を開発
グローバルな技術力日本の現場からの声が形に
Square日本責任者 スティーブン・アダムス氏は「情熱を注いで開発した端末を紹介できることを嬉しく思います。Squareハンディは小売り、飲食業のニーズに応えて開発しました。全国の加盟店にとってより自由な働き方や新たな機能性を切り拓くと信じています」と述べる。
Squareは2013年に日本に進出し、日本の加盟店の成長と成功を目指して事業を展開してきた。世界で磨いたプラットフォームにローカルな要素を加えることで、地方創生など日本の未来を創る取り組みを促進できると考えているそうだ。同社の端末の導入は、街の小さな加盟店から大規模な事業者まで広がったという。プロダクトとして現場の声に耳を傾けて機能を開発・提供してきたそうだ。
例えば、iPhoneのタッチ決済は、追加の決済端末を必要とせずに、iPhone一台で導入可能だ。これにより、キャッシュレス決済の導入のハードルが下がり、より多くの加盟店が決済を導入したという。9月にはDGフィナンシャルテクノロジーと連携して複数のコード決済を一台で処理できる機能の提供を開始している。新端末のSquareハンディは同社のグローバルの技術力と日本の現場からの声を合わせて形にしたという。
機能性と端末のコンパクトを両立
在庫管理や注文受付などに対応
具体的な機能に関しては、ハードウェア プロダクトマーケティングマネージャー 横山潤氏が説明した。これまでSquareでは、Squareリーダー、iPadを高機能なPOSシステムに変えるSquare スタンド、レシートプリンターを内蔵したカウンター据え置き型のSquareターミナル 、二画面一体型の Square レジスターを提供していた。
さまざまな決済端末を開発してきた同社だが、例えばSquareターミナルなどは加盟店から端末が重い、大きい、スマホのように片手で操作したいという声があったという。「Squareハンディは、機能性と端末のコンパクトというところの両立性に挑みました」(横山氏)。同端末はスリムで丈夫なデバイスであり、一台で決済処理に加え、在庫管理や注文受付などに対応する。例えば、レストランの注文受付では、同端末でオーダーをとり、即座にキッチンに送信可能だという。
また、日本ではPINバイパスの廃止などもあり、テーブルでクレジット決済が受け付けられるのもメリットだとした。決済手段は、国際ブランド決済に加え、コード決済、電子マネーに対応する。
端末は6インチの液晶画面を搭載しており、視認性にも優れているそうだ。同端末には、商品画像やアイテムライブラリの管理に役立つ1,600万画素カメラを搭載。同端末でバーコードを読み取り、商品画像を撮影して商品を登録可能だ。
重さは約300g強、本体の厚みは約2cmとなり、加盟店はエプロンやポケットに端末を入れて自由に持ち運ぶことが可能だ。「日本は効率性と省スペースを重視しますが、そういう環境にぴったりな設計です」(横山氏)。充電はTypeCで行うが1日の営業時間を通じて持続するように設計されているそうだ。
同社では、街の小さな店舗から複数店舗を運営する企業まで活用してもらえるとみている。
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