2025年8月8日8:00
月額180円からスタートできるコスト面でも差別化図る
福利厚生サービスを提供するHQは、2025年7月31日、Amazon連携とAIを駆使した「どこでも誰でも使いやすい」クーポン型福利厚生の「トクトクHQ」をリリースした。業界初のAmazon連携、AIパーソナライズ、低価格の3つの武器で社会課題の解決とユーザーの不満解消につなげるという。
福利厚生で従業員の生産性向上を
福利厚生に対する注目高まる
HQは4年目のスタートアップでさまざまな福利厚生サービスを開発している。新たにリリースしたクーポン型福利厚生「トクトクHQ」、次世代型福利厚生プラットフォーム「カフェテリアHQ」、本格法人コーチング「コーチングHQ」、リモートワーク支援プラットフォーム「リモートHQ」のを提供している。HQ 代表取締役 坂本祥二氏は「ここから20~30のプロダクトを一気に出していくフェーズです」と話す。同社では、福利厚生をコストから投資に生まれ変わらせることを目指し、人手不足の時代に選ばれるサービスを目指している。
トクトクHQは複数の製品を連携させて、共通IDとデータを使ったパーソナライズが可能だ。従業員体験全体を変えていくサービスを目指しており、「どこでも誰でも使いやすい」サービスを提供するそうだ。
近年、福利厚生に対する注目が高まっている。生命保険、ヘルスケア業界など、異業種が参入している。また、外資系企業、健康経営、SaaS業界からの参入なども激しい。
日本企業の4割が「クーポン型福利厚生」採用
約90%が「月に1度も利用しない」と回答
「クーポン型福利厚生」は日本の4割の企業に採用されているという。1,600万人が利用しているクーポン型福利厚生業界だが、同社のデータによると、従業員の利用率が非常に低く、サービス数も何万件と紹介されているのにもかかわらず、使いたいものがないという課題があるそうだ。また、生活圏で使えるクーポンが少なく、使いにくいという声もあるという。
例えば、「クーポン型福利厚生」は、従業員の約90%が「月に1度も利用しない」と回答している。また、制度があるにもかかわらず、約31%が過去に1度も利用したことがないと回答するなど、形骸化した制度となっているそうだ。
特に地方において、使えるサービスが少ないという。操作性が悪いなど、UI/UX面に対する不満の声もある。福利厚生は20代のITサービスに勤務する女性、50代、60代の地方の製造業の従事者など、幅広い顧客層が利用できるようにする必要がある。そのため、画一的なUI/UXでは使われない。また、コストが厳しくなる中で福利厚生のコストが課題となっている。さらに、クーポン型福利厚生の費用は比較的安価であるため、他の福利厚生制度に切り替えようと思っても、現行の予算で現状と同等またはそれ以上の福利厚生を見つけることは非常に困難だとした。現在、従業員の約4割が福利厚生サービスに不満を抱えたままクーポン型福利厚生を導入しているとした。
AIがクーポンをレコメンド
「圧倒的に低価格」な理由とは?
同社では、Amazonビジネスとの連携によって、これまで生じていた利用可能店舗の地位格差を解消したという。「日本全国どこでも、ワンクリックでAmazonの製品が割安で購入できます」(坂本氏)。料金は最大50%OFFとなる。提供メニューも首都圏に偏りがちだった従来のクーポン型福利厚生サービスを大幅に改善。大手企業から中小企業まで、また、首都圏以外で働く社員にも使いやすい体験を提供するそうだ。
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