2026年1月9日9:05
ナッジは、顧客基盤を抱える小売業やサービス業が、自社ブランドでクレジットカードサービスを展開するための新たな統合プラットフォーム「クレカ as a Service(CCaaS)」の提供を開始した。同サービスを導入する提携先は、金融収益の獲得に加え、特典提供などによる顧客との関係強化、柔軟なID連携により、より高度な取引データ分析が可能になるそうだ。

「viviONカード」の発行を開始 最大4%還元など特典も提携先が柔軟に
CCaaSを利用する企業は、大規模な投資をすることなく、従来の提携カードや「自社イシュアー」を超える未来型の金融体験の提供が可能となるとしている。ナッジでは従来からホワイトレーベルの提供は公表していたが、CCaaSという商品名を付けるとともに、CCaaSの第1号ユーザーとして、viviONに対して、「viviONクレカ by Nudge」アプリの提供を開始し、共同で 「viviONカード」の発行を開始した。ナッジ 代表取締役 沖田 貴史氏は「viviONさん専用のアプリをナッジカードのアプリとは別で提供させていただきました」と説明する。
「viviON JCBカード」は、入会費・年会費が永年無料で、専用アプリから申し込め、最短3分で手続きが可能だ。1%のポイント還元に加え、viviONグループが運営するサービス利用時には、期間限定で3%を上乗せするため、最大4%のポイントを付与している。申し込み時には、クラブ『viviON』またはクラブ『あおぎり高校』を選べることに加え、あおぎり高校所属メンバーのオリジナルデザインや限定特典も順次追加予定だという。

独自アプリでユーザーのLTVを高める 自社会員とのコミュニケーションを強化
従来のナッジのクラウド機能でも提携カード発行機能(クラブ機能)を提供しており、推し活カードとして活用されてきたが、その機能を進化させたという。従来同様に、本人確認(eKYC)、信用情報管理、不正検知、カスタマーサポートなどの役割はナッジが担うが、自社のアプリでサービスを提供することで、ブランドの世界観そのままに金融サービスを展開できる。「すでに2号案件は決定しており、3行案件も進めている最中です」(沖田氏)。提携企業は自社のアプリで決済通知や利用明細の確認が可能だ。
昨今では、通信キャリアやECサービスなどが金融を次の柱にする動きも目立つ。沖田氏は「ユーザーのライフタイムバリュー(LTV)を高めていきたいときに、そのお客様を正しく理解して、自分たちのサービスも継続的に使ってもらうことが重要です」としたうえで、各社のユーザーIDと連携できることをCCaaSの特徴として挙げた。
CRMの深化として、既存の顧客ID基盤とクレジットカード機能の深層連携により、カード利用データに基づいた精緻なマーケティングが可能になるほか、決済額に応じた独自ポイントや特典の付与を、既存の会員プログラムと同様の体験として提供できる。金融アプリを起点に、ユーザーインタビューやメルマガ登録を促すなど、自社会員とのコミュニケーションを図るツールとして活用してもらえるとした。
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