2025年10月20日8:35
楽天グループと楽天証券は、2025年10月10日、ポイントを活用した資産形成をテーマに「楽天グループ ポイント運用・ポイント投資セミナー」を開催した。楽天グループでは、「楽天ポイント」公式アプリ「楽天PointClub」をリニューアルしたが、今後も「楽天ポイント」を「もらう」「増やす」「使う」を楽しめる新機能を追加していくそうだ。
「ポイ活」が物価高対策に
「もらう」「増やす」「使う」が上位3位
セミナーのオープニングでは、楽天グループ広報部 サービス広報課 エコシステム広報グループ 荒川さくら氏が資産形成によるポイントの広がりについて紹介した。物価高が続く中、資産形成への意識がさらに高まっているという。
楽天提供の家計管理アプリ「楽天家計簿」が 2025 年 6 月に実施した「家計の悩みに関する調査」では、物価高対策で「ポイ活をする」が19.5%と最も多い結果となった。
「ポイ活」は、買い物やキャンペーンなどで効率的にポイントを獲得する「もらう」、獲得したポイントを運用や投資に回して「増やす」、ポイントによる支払い充当や普段より良い体験・商品の購入に活用する「使う」という3つの要素で構成されている。複数のポイント経済圏が展開されている現代において、サービス利用を 1 つの経済圏に寄せることで、ポイントを「もらう」「増やす」「使う」というサイクルがより効率的になるとした。また、楽天が実施した経済圏の利用状況に関する調査でも、メインで利用する経済圏を絞る際、ポイントの「もらいやすさ」「使いやすさ」「増やしやすさ」が上位 3 位を占める結果となった。中でも3位の「いかに増やしていくか」が増えているそうだ。
「楽天 PointClub」アプリがリニューアル
貯まったポイントを自然に増やす
同部 船水美希氏は「楽天 PointClub」アプリのリニューアルについて紹介した。楽天では、「楽天ポイント」を増やすサービス・機能として、「楽天ポイント運用」「貯めトクモード」「ポイント楽天株」「楽天ポイントビットコイン」「楽天ポイント定期(ベータ版)」の 5 つのサービスおよび機能を展開している。
「楽天ポイント運用」は、「楽天ポイント」を使って手軽に運用体験ができるサービスだ。「アクティブコース」「バランスコース」の 2 コースから選択でき、設定したポイントは、楽天証券で購入可能な投資信託の基準価額に原則連動して増減する。2025 年 10 月からは、AIから提案を受けられる新機能「AI 運用予測」を搭載した。
「貯めトクモード」は、ON にすると、貯めていた「楽天ポイント」に自動的に利息が付き、ポイントが増える状態になる。「楽天 PointClub」アプリ利用者のうち、約 6 割のユーザーが、「貯めトクモード」を ON にしている。
「ポイント楽天株」は、「楽天ポイント」を使って楽天の株式への投資体験ができるサービスだ。運用中のポイント数は、楽天の株価に連動して増減するので、気株主体験できる。
「楽天ポイントビットコイン」は、「楽天ポイント」を使ってビットコインの取引を疑似体験できるサービスだ。「楽天ウォレット」が提示するビットコインの取引価格に応じて、ユーザーのポイント残高が増減する。
「楽天ポイント定期(ベータ版)」は、貯金感覚で「楽天ポイント」を安定運用でき、放っておくだけで高利率の利息が付くサービスだ。ポイントを 2 年間預けておくことで高利率の利息が付き、満期前でも引き出すことができる。
これらのサービス・機能は、「楽天ポイント」を楽しく便利に管理できる「楽天 PointClub」で提供している。「楽天 PointClub」アプリは、2025 年10月にリニューアル。リニューアルでは、「ホーム」「もらう」「増やす」「使う」「実績」のタブを新設している。「楽天ポイント」を「もらう」「増やす」「使う」といった目的別のタブ構成により、1 つのアプリで必要な情報に、よりアクセスしやすくなった。
「かぶピタッ」でも利用可能
15万までキャッシュレスで投信積立
楽天証券の取り組みについては楽天証券 事業企画本部 IR・広報部長 松﨑裕美氏が紹介した。
楽天証券では、1 ポイント1 円から、投資信託・国内株式・米国株式などを購入する際に利用できる「楽天ポイント投資」を提供している。積立設定や、NISA 口座での利用もできる。また、楽天銀行と楽天証券の口座連携で優遇金利が適用となる「マネーブリッジ」と「楽天ポイントコース」を設定のうえ、楽天証券で「ポイント投資」をすると、「楽天市場」のポイント進呈率がアップするプログラム「SPU(スーパーポイントアッププログラム)」が最大+1 倍だ。
また、楽天証券は 2025 年 7 月 16 日より、100 円から 1 円単位で金額を指定して国内株式を購入できる、また、「かぶピタッ」でも「楽天ポイント」を 1 ポイントから利用できるので、現金と併用してお得に株式投資を行うことも可能だ。少額で複数の銘柄に投資することで、リスクを分散しながら着実な資産形成をすることができるそうだ。また NISA 口座の成長投資枠も余すことなく使える。
楽天証券では、楽天カードのクレジット決済で投資信託の積立額の0.5~2%をポイント還元。また、楽天キャッシュでも0.5%をポイント進呈している。例えば、楽天プレミアムカードで投資信託の積み立てを10年間した場合、19.8万ポイントが貯まるそうだ。
「楽天 PointClub」はAI予測などの機能も
ステーブルコインも検討へ
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