2025年10月20日16:27
国際興業は、国土交通省の「令和7年度 完全キャッシュレスバス実証運行」の対象路線として「赤25系統 ハートアイランド循環 線」が選定されたことから、2025年10月27日~2026年1月31日まで、当該路線において「完全キャッシュレスバス」の実証運行を実施する。決済手段は、全国交通系ICカード(PASMO・Suica等) 、および国際興業バス回数券となる。
同実証運行では、利用者からの理解の醸成を図る観点から、完全キャッシュレス運行における課題や効果を検証する。
対象路線は、【赤25】系統の赤羽駅東口~ハートアイランド循環線、【赤25-2】系統 赤羽駅東口→ハートアイランド東線、【赤25-3】系統のハートアイランド西→赤羽駅東口線となる。
完全キャッシュレスバスにおいては、運賃収受の自動化による運転士の負担軽減を図れるほか、利用者がスムーズに乗降できるため、定時性の確保による利便性の向上などさまざまなメリットがあるそうだ。昨年度、同社が実施した利用者が限定的な路線「J06系統 浦和美園駅~埼玉スタジアム線(催事日運行)」での「完全キャッシュレスバス実証運行」では、キャッシュレス決済の比率が最大99%(実証運行開始前92%)まで増加し、一定の効果が得られたことから、今年度はさまざまな利用者がいる生活路線において実証運行を行うことで、完全キャッシュレスバスの本格運行に向けた課題の把握・効果測定を図るそうだ。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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