2024年10月23日8:00
ネットスターズは、ホテル向け決済プラットフォームサービス「StarPay-Biz for Hotel」を、ホテル、航空券、アクティビティ、空港送迎、レンタカーなどの予約をオールインワンで提供する旅行予約プラットフォーム「Traveloka(トラベロカ)」に導入した。これにより、宿泊施設は「トラベロカ」との取引発生時の精算業務を、バーチャルカード番号(以下:VCN)による法人決済を通じて対応・処理できるようになった。同社は2023年9月にAgodaとも連携しているが、これに続く大手OTA(Online Travel Agent(オンライン・トラベル・エージェント)への導入となっている。
「StarPay-Biz for Hotel」を提供
Mastercard VCN活用
ネットスターズは、国内や海外のQRコード決済サービスを中心に、決済ブランドと企業を結ぶゲートウェイを展開している。ホテルへのコード決済の導入も増えているという。そのノウハウを応用し、ホテル業界向けにMastercardバーチャルクレジット番号(VCN)に対応する決済プラットフォームサービス「StarPay-Biz for Hotel」を提供している。
VCNは、法人向けMastercardクレジットカード(パーチェシング・カード)を親番号として発行されるバーチャル子番号のことだ。Mastercard VCNは、親番号の与信枠の範囲内で、用途別に1回の取引だけ、あるいは決められた回数や期間のみ利用できるよう複数発行でき、ひとつのMastercard VCNに対して「利用可能額」や「利用期間」など、利用の制限や条件を設定することが可能だ。利用分は一括して、親番号のカード名義に請求される。VCNは世界で広がっており、日本でのさらなる普及も期待されている。
企業間請求・支払い業務を決済で効率化
VCNへの関心が高まる
同仕組みでは、旅行者の予約・チェックアウト情報を元に各OTAがVCNを発行した後、「StarPay-Biz for Hotel」が提供する管理画面からホテルはVCNによる決済処理を行う。ホテルは番号入力などの手作業を介さずに管理画面の確認のみで支払いを受け付けることが可能だ。請求される企業(バイヤー)はウェブ管理画面からクレジットカードで支払いができるため、ホテルは請求プロセスにおける人為的なミスの削減および業務の効率化を促進することができる。
ネットスターズ執行役員兼事業統括本部決済事業部事業部長 滝島啓介氏は、「2023年にAgoda様に導入しましたが、この3年でVCNへの関心が高まっています。日本のホテルがOTAを増やしていく中で、VCN決済を使って与信リスクを回避するのであれば未入金が発生せず、クラウド業務を改善できるキーワードとなっています。Agoda様という世界最大級のOTAと連携したことにより、業界の商慣習を把握できた強みは今回も生かしています」と説明する。
負担の少ない料金体系で提供可能
OTAとの接続に関しては2桁社と商談進める
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