2025年11月15日7:00
イオンと愛媛県今治市は、2025年11月10日に包括連携協定を締結した。同協定は、今治市における地域の一層の活性化と市民サービスの向上を目的に、相互の連携をより強化するために締結されたものだという。同日には、協定の取り組みの一環として、ご当地WAON「IMABARI WAON」が発行され、利用金額の一部が「今治市の子どもたちを応援する」事業に寄付されることが発表された。

イオンと今治市は、これまでもイオングループ各社との連携により、移動スーパーによる買物支援やイオンモール今治新都市への子育て支援施設の設置など、地域に根差した取り組みを進めてきた。
今回の包括連携協定は、こうした協力関係をさらに進化させ、地域の持続可能な発展を共に推進していくものだという。
11月10日に今治市役所で行われた締結発表式には、イオングループを代表してフジの山口普 代表取締役社長が出席し、徳永繁樹今治市長と協定書を取り交わした。
締結発表式では、山口氏が「今回の協定は幅広い分野での連携を目的としている。特に、ご当地WAON『IMABARI WAON』カードの発行については、利用金額の一部を『今治の子どもたちを応援する』事業に寄付することとしており、ぜひ役立てていただきたい」と連携の意義を説明。徳永市長からは「イオンモールやフジのおかげで、今治市民は多くの恩恵を受けている。今日誕生した『IMABARI WAON』を活用して、今治とかかわってくれる、支えてくれる人々を増やしていきたい」と、新たに誕生したコンテンツへの期待を語った。
同協定では、(1)市政情報の発信に関すること、(2)子育て支援に関すること、(3)高齢者・障がい者支援に関すること、(4)災害対策、暮らしの安全・安心に関すること、(5)健康増進に関すること、(6)産業・観光振興に関すること、(7)環境保全、リサイクル・サーキュラーエコノミーに関すること、(8)DX・電子決済の活用に関すること、(9)その他、地域の活性化及び市民サービスの向上に関すること、という9項目を柱として、地域課題の解決と市民生活の質の向上に取り組む。
また、連携項目「DX・電子決済の活用」の一環として、イオンが発行する電子マネー「WAON」の地域版「ご当地WAON」の今治バージョン「IMABARI WAON」が協定締結の同日から発行された。「IMABARI WAON」のカードには、サイクリングの聖地「しまなみ海道」のスポット・亀老山展望公園からの眺望をバックに、今治のPRキャラクター「いまばりバリィさん」が描かれている。さらに、「IMABARI WAON」の利用金額の一部を、今治市が実施する「子どもたちを応援する」事業に寄付されることとなっており、地域全体で子どもたちを育む環境づくりをサポートする仕組みとなるそうだ。
「IMABARI WAON」は、愛媛県内イオングループの店舗を中心に、カードが販売(発行手数料300円)されている。また、イオンのアプリからは無料でダウンロードできる。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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