2011年8月27日9:00
世界最大の送金サービス会社ウェスタンユニオンは、支店網を活用した請求書支払いサービスを全米展開すると発表した。
消費者は全米1万件以上の請求会社に対し、ウェスタンユニオンの店頭で支払えるようになる。
住宅ローンやオートローン、クレジットカードなどの支払い、電気、ガス、水道、電話、ケーブルテレビ、などの公共料金と幅広く請求支払いを受付ける。
最低5ドルからの送金に対応。緊急時の送金も可能だ。
インターネットでの請求支払いが加速するなか、店頭へ出向いて支払うというスタイルは、時代遅れの間がある。なにより、時間と手間がかかる。あえてウェスタンユニオンがこのチャネルを活用するのはなぜか。
便利で、はやく、簡単に利用できる、というキャッチフレーズで、顧客を店頭に呼び寄せようという狙いだ。ウェスタンユニオンの店頭に来たひとは、送金サービスの利用見込客になる可能性もある。
日本ではコンビニが各種公共料金の支払いなど収納代行業務を拡大している。それと同じ状況が米国にもあるようだ。近くのコンビニやグローサリーストアなどで簡単に請求支払いができれば、ショッピングのついでに利用できる。
そうなれば確かに便利ではある。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。